SA01エラー JCSAT3は拾うがJCSAT4が拾えない 変な衛星を拾う

スカパープレミアムのJCSAT3とJCSAT4の衛星を初めて受信する時って、本当に自分でできるか不安だし、受信できなかった時は何が悪いのかわからずチューナーの故障やアンテナの故障と考えてしまい、焦りますよね。その前に、何を確認すれば良いかをアドバイスしたいと思います。スカパープレミアムは2つの衛星をそれぞれ受信レベルの一番高い場所を見つけなければならないのですが、片方が拾えても、もう片方が拾えない時どうしたらよいかを解説します。

JCSAT3は受信成功。JCSAT4が受信レベル0

JCSAT3に約80チャンネル、JCSAT4に約80チャンネルが乗っていると考えてください。片方の衛星しか受信レベルが上がらなかった時は、半分くらいのチャンネルが映りません。半分しか映らない時のまとめ

JCSAT3が受信レベル60以上

JCSAT3は受信レベルが72出ました。

JCSAT3のチャンネルは映る

JCSAT3が受信レベル60以上出るとch601はJSAT3の衛星の乗っているチャンネル。JCSAT3のチャンネルは問題なく映りました。

JCSAT4が受信レベル0

JCSAT4は受信レベル0のまま上がりません。

JCSAT4のチャンネルが映らない

JCSAT4が受信レベル0でうまく受信できていません。ch600はJSAT4の衛星の乗っているチャンネル。SA01のエラーが出て映りません。。

JCSAT4だけ受信できない理由は?

JSAT3が受信できて、JSAT4が受信できないケースの場合について解説します。

LNBコンバータの故障確率は低い

片方の衛星は受信できているため、LNBコンバータの故障は考えにくいと思います。というより、LNBコンバータは数年、十数年使えるものです。漏電によるショートや打撃によって破壊されるようなことが無い限りはそんなに壊れるものではありません。

同軸ケーブルの破損も確立が低い

片方の衛星は受信できているため、同軸ケーブルの破損も確立が低いですね。

チューナーの故障

片方の衛星は受信できているため、チューナー端子のショートや破損であればJSAT3は受信できないはず。

改造パッチの問題

改造パッチのバージョンによって、またはアップデート中にシステムが何らかの不具合でアップデートが正確にできていないかもしれません。念のため、改造パッチは他のメンバーの評価を見たり、もう一度ダウンロード、アップロードしてみてください。

確率が高い原因はアンテナの調整

一番考えられるのが、アンテナの調整です。なぜ片方が受信できて、片方が受信できていないかの理由を説明します。

JCSAT3とJCSAT4のビーム

スカパー衛星からビームが日本列島に向けて出ているわけですが、JCSAT3とJCSAT4のビームを見てください。

ビームの範囲が広い衛星の方が電波が強く、アンテナで受信が簡単です。JCSAT3は強いビームで日本列島を覆っています。しかし、JCSAT4は中央は強いビームですが、だんだんと外に向けて弱いビームです。受信がシビアな星がJCSAT4だと思います。でも大丈夫です。必ずあなたが2つの衛星を受信できます。それでは手順に従ってやってみましょう。

JSAT4からアンテナ調整する

JSAT4の方がシビアな調整とわかれば、JSAT3は後回しにして、先にまずJSAT4の衛星受信をやりましょう。JSAT4が受信できれば、JSAT3もすんなり受信できるはずです。

JCSAT4受信の環境を作る

色々やったけどJSAT4が受信できていない方がこのページを読んでいるのでしたら、何が何でも衛星を捕らえたいはず。そのためには多少の出費は覚悟の上ということで、便利な工具についても説明しながら進めます。大丈夫です。絶対にあなたの手でJSAT4を捕まえれます。

手元で受信レベルを見れるようにする

テレビとアンテナが離れた位置だと行ったり来たり大変です。サテラ2をアンテナ近くに運んで、延長コードで電源を取り、3000円前後でビデオキャプチャーをサテラ2に接続し、スマホで受信レベルを見れるようにします。これを1つ持っていると、今後も役に立つ場面が増えると思います。屋外でスマホを見ると画面が見にくいので、傘などで日陰を作り環境を整えます。

固定金具の水平垂直をチェック

固定金具の水平チェック

ホームセンターで500~1000円程度の水平器を使って、固定金具の水平が正しいかどうかチェックします。水平器は長くなれば長くなるほど精度が上がりますが、今回必要な長さは固定金具の面の長さ。30センチもあれば使えると思います。固定金具がズレていると、LNBの角度もアンテナの角度も狂いますから、一番大事な部分は工具を使った方が間違いないでしょう。

今度は固定金具が垂直に取り付けれているかチェックをします。水平器を垂直に合わせ、固定金具の側面が垂直になっていれば問題ありませんが、少しズレがあれば先に調整し、しっかりと固定します。固定金具と建物を連結する部分はしっかり固定して後から調整はしません。この水平と垂直を確実にチェックすることで、アンテナの調整はかなり楽になります。また、水平器を買いに行くのが面倒であれば、スマホで水平器アプリを入れても使えます。

LNBメモリとアンテナ角度をチェック

JSAT4が捉えられないあなたは、すでにLNBメモリとアンテナメモリは何度も確認していると思うので、大きな間違いをしていなければ問題無いと思います。ただLNBメモリに関してはできる限り正確に合わせておきましょう。アンテナの仰角は今から動かしながらアンテナを調整するのでゆるく締めて適当にしておいてかまいません。

アンテナ上下左右のネジを動くようにする

アンテナは上下左右に動かしながら受信レベルを調整するので、アンテナが動く程度にネジを少しの力でアンテナが動く程度に締めます。手でアンテナを動かせる程度のゆるゆるです。

スカパープレミアム衛星のある位置を見る

13時の太陽の方向を覚える

それでは準備が整ったところで、13時に太陽のある場所を覚えます。北海道、東京、福岡で太陽の角度も違います。この太陽の位置に衛星があります。肉眼では衛星を見ることができませんが、太陽は見えます。衛星の位置まとめ

イメージですが、太陽の位置にスカパープレミアムの衛星、JSAT3とJSAT4がいます。ここにアンテナをきれいに向けるだけです。

太陽の位置にある衛星を拡大してみると、JSAT3とJSAT4の間に姚噤跛蜚択閨粃癜鈑という名前の衛星があります。これを受信すると姚噤跛蜚択閨粃癜鈑や衛星名が表示されないので、その時はアンテナを1センチ程度方向を変えることで避けることができます。軍事衛星を受信している時はJSAT4とJSAT3は捕らえることができないのですが、すぐその近くに2つの衛星があるので微調整すれば大丈夫です。JSAT4の方が電波が弱いので先に受信することで同時にJSAT3も受信できるようになります。何度も受信に成功している人は1分もあれば捕らえられます。初めて衛星受信の人は、30分くらいかかるかもしれません。心の準備ができたら、アンテナを持ちます。

アンテナの調節を始める

南南西の方向にアンテナを向けます。西から南へアンテナを1度動かし、5秒止め、1度動かし、5秒止め、を繰り返しながらゆっくり動かして衛星を探しましょう。アンテナを早く動かすと調整できません。南までアンテナを動かしてもアンテナレベルが出ないときは 仰角を少し調整して、もう一度、西から南へアンテナを動かしてください。この繰返しになります。

LNBかチューナーユニットの故障?

色々やってもどうしても全体の半分のチャンネルだけ映らない、また1/4チャンネルが映らない、または3/4チャンネルが映らない場合、もしかするとLNBの故障かチューナーのユニット部の故障が考えられます。実験をしてくれたユーザーがいますのでこのページを参考にしてください。チャンネルが半分くらい映らないLNB故障まとめ