水木しげる

昭和を代表する漫画家のひとり。妖怪漫画の第一人者。第二次世界大戦中に、戦闘により左腕を失うも、戦後漫画家デビュー。代表作は『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『のんのんばあとオレ』など多数。また、夫人である武良布…

渡辺淳一

医者から転身した異色の経歴を持つ小説家。大胆な描写もいとわず、常に男女の愛憎を描き続けた。代表作は『失楽園』『化身』『無影燈』『遠き落日』など。とくに『失楽園』は大ベストセラーとなり、黒木瞳主演や川島なお美主演で映画/ド…

城山三郎

経済小説というジャンルを切り開いた小説家。代表作は直木賞を受賞した『総会屋錦城』、TVドラマ化された『官僚たちの夏』、ほか『硫黄島に死す』『落日燃ゆ』『そうか、もう君はいないのか』など。

三浦綾子

小説家、エッセイスト。敬虔なクリスチャンとしても知られる。代表作『氷点』は大ベストセラーとなり、1966年には映画化もされこちらもヒット、たびたびドラマ化もされている。そのほかの代表作に『塩狩峠』『道ありき』『細川ガラシ…

井上靖

小説家。様々なジャンルの作品を発表しているが、なかでも歴史物の人気が高く、たびたび映画・ドラマ化されている。代表作は『敦煌』『おろしや国酔夢譚』『氷壁』『しろばんば』『北の海』や2007年にNHK大河ドラマにもなった『風…

宇野千代

明治、大正、昭和、平成と生きた作家。その生涯において、作家の尾崎士郎、画家の東郷青児、北原武夫といった有名人との恋愛・結婚を繰り返したことでも知られおり、その華やかな人生は宇野自身の先品の中でも描かれている。代表作は、市…

石坂洋次郎

「百万人の作家」といわれた、戦前戦後の流行作家。代表作である『青い山脈』は何度も映画化、ドラマ化された。『青い山脈』のほか『陽のあたる坂道』『若い人』『あいつと私』『颱風とざくろ』など著書多数。晩年は認知症や高血圧など体…

多田かおる

少女漫画家。大阪市立工芸高校在学中に『琴美の婚約者』で第3回別冊マーガレット新人長編マンガ賞佳作を受賞。そのまま、高校生ながら漫画家デビュー。処女作『キッスの代償!?』でいきなり読者アンケート1位を獲得するなど、華々しい…

北原亞以子

小説家。 『恋忘れ草』で第109回直木賞受賞。OLをしながら執筆活動をつづけ、処女作『ママは知らなかったのよ』にて第1回新潮新人賞を受賞する。その後、なかなか芽が出ずにいたが、40代より時代小説を軸足を移すことで、本格的…

佐藤慶

俳優。本名は佐藤慶之助。俳優座養成所に第4期生として芝居のキャリアをスタートする。俳優座の同期には仲代達矢、宇津井健、佐藤允、中谷一郎らがいた。 たしかな演技力で、大島渚作品への出演をはじめとして、テレビや映画で現代劇/…

秋山徳蔵

「天皇の料理番」と呼ばれた料理人。幼少の頃に禅寺に修行に出され、その後、華族会館、駐日ブラジル公使館、築地精養軒の料理長を歴任した。1909年からフランスに渡り、本格的な西洋料理を学ぶ。帰国後は、社交部ラブの草分けとして…

成田三樹夫

鋭い眼光が印象的な俳優。愛称は「ミッキー」。ニヒルな雰囲気とドスのきいた声から悪役を多く演じ、特に映画『仁義なき戦い』シリーズをはじめ東映実録ヤクザ映画の常連俳優として人気を集めた。また、映画『蘇る金狼』で成田が演じた権…

倉金章介

『あんみつ姫』の作者として知られる漫画家。本名は倉金虎雄。甲府商業学校(現・甲府商業高等学校)に在学中、『少年倶楽部』『少女倶楽部』などの雑誌に漫画を投稿、上京後は『のらくろ』の作者・田河水泡の弟子となった。デビュー作は…

土田世紀

『編集王』『同じ月を見ている』などで知られる漫画家。陰影の強い独特のタッチと「泥臭い」ストーリーの作風は読者の感情をダイレクトにゆさぶり、根強いファンを生んだ。高校生の時に『漫画アクション』の新人賞に応募、奨励賞を受賞し…

長谷川町子

日本初の女性プロ漫画家となった漫画家。代表作は『サザエさん』『いじわるばあさん』『エプロンおばさん』など。デビュー作は『狸の面』。国民的漫画となった『サザエさん』の連載が開始されたのは戦後まもない1946年のことで、福岡…

山下清

昭和に活躍した画家。愛称は「日本のゴッホ」「裸の大将」。日本中を放浪しながら作品を描き続けたことで知られる。その独特の生き方は『裸の大将』として映画/ドラマ化され、親しまれている。

尾崎紅葉

小説家。明治時代の文壇において幸田露伴とともに重鎮とされ『紅露時代』と並び称された。後年たびたび映画・ドラマ化された貫一お宮でしられる代表作『金色夜叉』は、執筆中に紅葉が亡くなったため未完である。