郭淮伯済かくわいはくさい

郭淮、字を伯済といい、太原軍陽曲県の人である。父は郭縕、弟は郭配、郭鎮、子は郭統、孫は郭正、甥は郭奕らがいる。建安年間に孝廉に推挙され、平原府の丞に任命された。曹丕は五官将になると、淮水を召して門下賊曹に任命したが、丞相…

劉虞伯安りゅうぐはくあん

劉虞、字を伯安といい、徐州東海郡郯県の人である。子は劉和がいる。184年、黄巾の乱が起こると、甘陵国の相に任命された。荒廃の傷跡深い民を慰撫し、節倹を旨に指導した。後に、中央に召し出され、尚書令・光禄勲を経て宗正に転任し…

曁豔子休きえんしきゅう

曁豔は字を子休といい、呉郡の人である。太子太傅張温は曁豔を選曹郎として用い、官吏の選抜に当たらせた。曁豔は昇進して尚書となり、軍事・政事の重要な職務を分担した。当時、郎官に署せられた者の大半が不適任な人材ばかりなので、曁…