ドミニカ・チブルコバ
ドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulková, スロバキア語発音:[ˈdɔminika ˈt͡sibulkɔʋaː]; 1989年5月6日 – )は、スロバキア・ブラチスラヴァ出身の女子プロテニス選手。2014年の全豪オープン女子シングルスの準優勝者。これまでにWTAツアーでシングルス8勝、ダブルス1勝を挙げている。シングルス自己最高ランキングは4位、ダブルス59位。身長161cm、体重55kgで、現在の女子プロテニス界でも小柄な体格ながら、パワーテニスを持ち味としている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
両親の勧めで7歳からテニスを始め、2004年にプロ入り。2005年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのスロバキア代表選手になる。2007年から4大大会に挑戦を始め、全豪オープンは予選1回戦で敗退したが、全仏オープンで本戦初出場を果たす。全仏オープンの本戦ではスベトラーナ・クズネツォワとの3回戦まで勝ち進んだ。ウィンブルドンでは予選1回戦で敗退したが、全米オープン以後は本戦に直接出場できるようになる。全米オープンはビクトリア・アザレンカとの2回戦で止まった。10月1日に世界ランキング「47位」をマークし、初めて世界トップ50に入る。
チブルコバは2008年のシーズンにツアーの成績を伸ばし、一気にスロバキア女子のナンバー2に躍進した。4月中旬の「ボシュロム選手権」で初めての女子ツアー大会決勝進出を果たし、第1シードのマリア・シャラポワに 6-7, 3-6 で敗れて準優勝になる。全仏オープンで「第28シード」に選出され、4大大会シード選手の仲間入りを果たした。全仏オープンでは2年連続2度目の3回戦で、第3シードのエレナ・ヤンコビッチに敗退する。ウィンブルドンは1回戦で鄭潔に 4-6, 3-6 で敗れた。8月に入り、「ロジャーズ・カップ」で2度目のツアー決勝進出を決めたが、今度はディナラ・サフィナに 2-6, 1-6 で完敗した。カナダ・マスターズ準優勝の後、チブルコバはオリンピックのスロバキア代表選手として北京五輪に出場した。オリンピックの女子シングルス出場選手は64名で、シード選手は16名であるが、北京五輪の「第16シード」として3回戦まで勝ち進み、ここでもヤンコビッチに敗れた。全米オープンでは、シングルスは3回戦で第9シードのアグニエシュカ・ラドワンスカに 0-6, 3-6 で敗れたが、ビルジニ・ラザノと組んだダブルスでベスト8に入った。
2009年の全仏オープンで、チブルコバは第20シードから初のベスト4に進出した。本大会の勝ち上がりでは、肩の故障から復帰したばかりのマリア・シャラポワを準々決勝で破った後、準決勝で第1シードのディナラ・サフィナに 3-6, 3-6 のストレートで敗れた。
ドミニカ・チブルコバ
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基本情報 | |
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フルネーム | Dominika Cibulková |
国籍 | スロバキア |
出身地 | 同・ブラチスラヴァ |
生年月日 | 1989年5月6日(30歳) |
身長 | 161cm |
体重 | 55kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
ツアー経歴 | |
デビュー年 | 2004年 |
ツアー通算 | 9勝 |
シングルス | 8勝 |
ダブルス | 1勝 |
生涯獲得賞金 | 13,696,399 アメリカ合衆国ドル |
4大大会最高成績・シングルス | |
全豪 | 準優勝(2014) |
全仏 | ベスト4(2009) |
全英 | ベスト8(2011・16・18) |
全米 | ベスト8(2010) |
4大大会最高成績・ダブルス | |
全豪 | 3回戦(2016) |
全仏 | 2回戦(2010・12・13・14) |
全英 | 3回戦(2010) |
全米 | ベスト8(2008) |
国別対抗戦最高成績 | |
フェド杯 | ベスト4(2013) |
ホップマン杯 | 優勝(2009) |
キャリア自己最高ランキング | |
シングルス | 4位(2017年3月20日) |
ダブルス | 59位(2012年8月13日) |
反応