フラビア・ペンネッタ
フラビア・ペンネッタ(Flavia Pennetta, 1982年2月25日 – )は、イタリア・ブリンディジ出身の女子プロテニス選手。イタリア人の女子テニス選手として、史上初の世界ランキングトップ10入りした選手である。彼女は2006年度の女子テニス国別対抗戦・フェドカップでイタリア・チームを初優勝に導いた代表選手の1人であり、4大大会でも2011年の全豪オープン女子ダブルス、2015年の全米オープン女子シングルス優勝がある。自己最高ランキングはシングルス6位、ダブルス1位。WTAツアーでシングルス11勝、ダブルス17勝を挙げた。身長172cm、体重58kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「ペネッタ」の表記揺れも多い。
父親の手ほどきで5歳からテニスを始め、2000年にプロ入り。2003年からフェドカップのイタリア代表選手になり、2004年8月にポーランド・ソポトの大会でツアー初優勝。2005年2月、コロンビア・ボゴタ大会とメキシコ・アカプルコ大会で2週連続優勝を果たす。この年から4大大会でも成績を伸ばし、全仏オープンでパティ・シュナイダーとの3回戦、ウィンブルドンでもマリー・ピエルスとの4回戦に進出した。全米オープンでは女子ダブルスでロシアのエレーナ・デメンチェワとペアを組んだが、決勝でリサ・レイモンド&サマンサ・ストーサー組に 2-6, 7-5, 3-6 で敗れて準優勝になっている。
2006年1月初頭にオーストラリア・ゴールドコーストで行われた「モンディアル・オーストラリア女子ハードコート選手権」準決勝で、この大会から現役復帰したマルチナ・ヒンギスを 1-6, 7-6, 6-2 で破った。しかし、決勝戦ではチェコのルーシー・サファロバに 3-6, 4-6 で敗れた。この大会も含めて、2006年度のペンネッタは(前年に2週連続優勝した)ボゴタとアカプルトの大会で2連覇を逃し、3大会で準優勝止まりに終わっている。この年は団体戦のフェドカップで活躍し、「ワールドグループ」(世界最上位8ヶ国による)準々決勝のフランス戦、準決勝のスペイン戦でイタリア・チームの勝利に貢献した。初進出のワールドグループ決勝は、ベルギーとの対決になる。ペンネッタはシングルス第2試合でジュスティーヌ・エナン=アーデンに敗れたが、2勝2敗で迎えた最終第5試合のダブルス戦で、イタリアのフランチェスカ・スキアボーネ&ロベルタ・ビンチ組が、ベルギーペアの途中棄権により勝利を収め、イタリアはフェドカップで初優勝に輝いた。
2008年全仏オープンで、ペンネッタは3回戦でビーナス・ウィリアムズを 7-5, 6-3 のストレートで破り、同大会での自己最高成績を更新した。しかし、続く4回戦でスペインの予選勝者カルラ・スアレス・ナバロに 3-6, 2-6 で敗れる。全米オープンで、ペンネッタはついに4大大会初のベスト8入りを果たし、全仏オープン準優勝者のディナラ・サフィナ(ロシア)に 2-6, 3-6 で完敗した。
フラビア・ペンネッタ
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基本情報 | |
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国籍 | イタリア |
出身地 | 同・ブリンディジ |
生年月日 | 1982年2月25日(37歳) |
身長 | 172cm |
体重 | 58kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
ツアー経歴 | |
デビュー年 | 2000年 |
引退年 | 2015年 |
ツアー通算 | 28勝 |
シングルス | 11勝 |
ダブルス | 17勝 |
生涯通算成績 | 975勝608敗 |
シングルス | 582勝365敗 |
ダブルス | 393勝243敗 |
生涯獲得賞金 | $14,197,917 |
4大大会最高成績・シングルス | |
全豪 | ベスト8(2014) |
全仏 | 4回戦(2008・10) |
全英 | 4回戦(2005・06・13) |
全米 | 優勝(2015) |
優勝回数 | 1(米1) |
4大大会最高成績・ダブルス | |
全豪 | 優勝(2011) |
全仏 | ベスト8(2010・11) |
全英 | ベスト4(2010・12) |
全米 | 準優勝(2005・14) |
優勝回数 | 1(豪1) |
国別対抗戦最高成績 | |
フェド杯 | 優勝(2006・09・10・13) |
キャリア自己最高ランキング | |
シングルス | 6位(2015年9月28日) |
ダブルス | 1位(2011年2月28日) |
反応