レズリー・グローヴス
レズリー・リチャード・グローヴス(Leslie Richard Groves, 1896年8月17日 – 1970年7月13日)は、アメリカ陸軍の軍人。最終階級は中将。原爆開発のためのマンハッタン計画を指揮した。レズリー・R・グローブスとも。
ニューヨーク州オールバニに生まれる。ワシントン大学、マサチューセッツ工科大学を経て、1918年に陸軍士官学校を卒業。その後、陸軍工兵隊に入り、1921年まで技術将校としての訓練を積む。1934年には大尉に昇進し、陸軍工兵総監司令部に勤務。1936年には指揮幕僚大学、1939年には陸軍大学をそれぞれ卒業。1940年には大佐となり、国防総省庁舎の建築計画に携わる。
1942年9月、陸軍マンハッタン工兵管区司令官に任命され、准将に昇進。これは原爆開発のために設けられた組織で、これにちなんで原爆開発プロジェクトは「マンハッタン計画」と呼ばれるようになる。以後、マンハッタン計画責任者として原爆開発を指揮し、1944年12月、少将に昇進。1945年7月16日には史上初めての核実験に成功する。その後1947年まで、陸軍特殊兵器計画本部長として核兵器開発を指揮。1948年1月には中将となるが、その1ヵ月後に陸軍を退役した。
退役後は、1961年までスペリー・ランド社副社長を務めた。
左:グローヴス、右:ロバート・オッペンハイマー
|
|
生誕 |
1896年8月17日 ニューヨーク州 オールバニ |
---|---|
死没 |
ワシントンD.C. |
1970年7月13日(73歳没)
所属組織 | アメリカ陸軍 |
軍歴 | 1918 – 1948 |
最終階級 | 空軍中将 |
除隊後 | スペリー・ランド副社長 |
反応