アイズレー・ブラザーズ

アイズレー・ブラザーズ (The Isley Brothers) は、アメリカ合衆国のソウル・バンド、ヴォーカル&インストルメンタルグループ。ファンクバンドとしてもよく知られている。

1950年代にヴォーカル・グループとして結成され、1959年にShoutをヒットさせる。その後もビートルズのカバーでも有名な”Twist and Shout”などをチャートに送り込み、1960年代半ばには無名だったジミ・ヘンドリックスをツアー・メンバーに加え、ステージだけではなく、レコーディングにも参加させている。このことは、後にギタリストとしてアイズレー・ブラザーズのメンバーとなるアーニー・アイズレーに多大な影響をあたえることとなる。

1966年にはモータウンから「ジス・オールド・ハート・オブ・マイン」、そして1969年、そのアーニーを含む3人のバンドメンバーを加え、6人編成のファンク・グループとして活動を開始し「イッツ・ユア・シング」の大ヒットを放った。今なおサンプリングやカヴァーが行なわれる傑作群を生み出したが、1983年のアルバムBetween the Sheetsを発表後にCBSレコードとグループ側の評価の相違や、中途参加メンバーのグループ内での評価に対する不満により、中途参加メンバーはアイズレー・ジャスパー・アイズレーを結成する。しかし、彼らはアルバムを3枚残しただけで、1980年代末には自然消滅してしまう。

結成メンバーの3人はアイズレー・ブラザーズを継続させるが、1986年にオーケリー・アイズレーが心臓発作により急逝する(48歳没)。その後ルドルフ・アイズレーは聖職につくためにグループを離脱してしまう。このメンバーが減り続ける期間からアンジェラ・ウィンブッシュがグループをサポートした。