お振の方

お振の方

江戸時代前期の女性、3代将軍・徳川家光の側室。御三家のひとつ尾張藩主・徳川光友の正室・千代姫の生母。父は蒲生秀行の家臣・岡重政で、曽祖父は石田三成といわれる。母方の祖母・祖心尼(そしんに)の親類にあたる春日局の養女というかたちで大奥に入り、家光の側室となった。男色家だった家光に対し、春日局と祖心尼が策を講じてお振の方に男装させ家光に近づけたともいわれる。お振の方は、家光の最初の子である千代姫を産んだが、産後、体調を悪くし3年後に死去した。法名は自証院。東京都小金井市の小金井公園内にある江戸東京たてもの園内にある「旧自証院霊屋」は、かつて富久町の自證院にあった霊廟を移築保存したもの。

反応