アナスタシア・パブリュチェンコワ
アナスタシア・セルゲーエヴナ・パブリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova, ロシア語: Анастасия Сергеевна Павлюченкова, 1991年7月3日 – )は、ロシア・サマーラ出身の女子プロテニス選手。4大大会全ての女子シングルスでベスト8進出がある。WTAツアーでシングルス12勝、ダブルスで5勝を挙げている。自己最高位はシングルス13位、ダブルス21位。
6歳からテニスを始め、2005年12月に14歳でプロ入り。パブリュチェンコワは4大大会女子ジュニア部門でシングルス3勝・ダブルス4勝を挙げ、早熟なジュニア選手として早くから注目を集めていた。2006年全豪オープンでのジュニア女子シングルス・ダブルス2冠制覇から始まり、同年の全仏オープンジュニア女子ダブルス優勝(シングルス準優勝)・全米オープンジュニア単複制覇・2007年全豪オープンジュニア女子シングルス2連覇・全米オープンジュニア女子ダブルス優勝があり、16歳にして7つのグランドスラム・ジュニアタイトルを獲得した。現在の女子プロテニスツアーでは、15歳から17歳の若年選手に対する試合出場制限が強化されているため、パブリュチェンコワはしばらくジュニア・トーナメントやITFのサーキット大会群で試合経験を積んだ。
2008年5月、パブリュチェンコワはモロッコ・フェズ大会のダブルスでソラナ・チルステアと組んで優勝し、ここで初めての女子ツアータイトルを獲得した。この後全仏オープンで一般の部にデビューする。10月にジャパン・オープンで来日し、シングルス・ダブルスともベスト8に入った。2009年3月のインディアンウェルズ・マスターズ準々決勝で、パブリュチェンコワはジュニア時代からのライバルであるアグニエシュカ・ラドワンスカを 7-6, 6-4 で破る勝利を挙げ、アナ・イバノビッチとの準決勝まで進出した。この大規模なトーナメントでのベスト4進出により、彼女は初めて世界トップ30に入る。4月には女子テニス国別対抗戦・フェドカップ準決勝のイタリア戦で2試合に起用され、団体戦デビューも果たした。全仏オープンにおいて、パブリュチェンコワは17歳10か月で「第27シード」に選ばれ、大会最年少のシード選手になった。全仏では3回戦で第1シードのディナラ・サフィナに 2-6, 0-6 で完敗した。
2010年5月、パブリュチェンコワはメキシコ・モンテレイ大会でダニエラ・ハンチュコバを 1-6, 6-1, 6-0で破りシングルス初優勝する。2010年全米オープンでは4大大会初の4回戦進出を果たした。
アナスタシア・パブリュチェンコワ
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基本情報 | |
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フルネーム |
Anastasia Sergeyevna Pavlyuchenkova |
国籍 | ロシア |
出身地 | 同・サマーラ |
居住地 | 同・モスクワ |
生年月日 | 1991年7月3日(28歳) |
身長 | 177cm |
体重 | 72kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
ツアー経歴 | |
デビュー年 | 2005年 |
ツアー通算 | 17勝 |
シングルス | 12勝 |
ダブルス | 5勝 |
生涯獲得賞金 | 9,443,004 アメリカ合衆国ドル |
4大大会最高成績・シングルス | |
全豪 | ベスト8(2017・19) |
全仏 | ベスト8(2011) |
全英 | ベスト8(2016) |
全米 | ベスト8(2011) |
4大大会最高成績・ダブルス | |
全豪 | ベスト8(2013) |
全仏 | ベスト8(2013) |
全英 | ベスト8(2014) |
全米 | ベスト8(2015・18) |
キャリア自己最高ランキング | |
シングルス | 13位(2011年7月4日) |
ダブルス | 21位(2013年9月16日) |
反応