アナスタシア・ロディオノワ
アナスタシア・ロディオノワ(Anastasia Rodionova, ロシア語: Анастасия Ивановна Родионова, 1982年5月12日 – )は、オーストラリアの女子プロテニス選手。ロシア・タンボフ州タンボフ市出身で、2009年12月にオーストラリア国籍を取得し、現在はメルボルン在住。2003年のウィンブルドン混合ダブルスで、イスラエルのアンディ・ラムとペアを組んで準優勝した。WTAツアーでシングルスの優勝はないが、ダブルスで11勝を挙げている。身長167cm、体重59kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス62位、ダブルス15位。妹のアリーナ・ロディオノワもテニス選手。
ロディオノワは1997年に15歳でプロ入りしたが、女子テニスツアーの下部組織の大会で長い下積み生活を送った。4大大会初挑戦は2001年ウィンブルドンであったが、長い間予選敗退の壁にぶつかっていた。(予選会は、3試合を勝ち抜かないと本戦出場権を得られない。)ようやく2003年ウィンブルドンで宿願の本戦初出場を果たし、シングルスは1回戦でビルジニ・ラザノ(フランス)に敗れたが、アンディ・ラムと組んだ混合ダブルスで決勝に勝ち進む。この大舞台で、2人はリーンダー・パエス(インド)&マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)組と対戦した。ロディオノワとラムは、パエスとナブラチロワに 3-6, 3-6 のストレートで敗れ、当時46歳だった大ベテランのナブラチロワは、1995年以来8年ぶり4度目の混合ダブルス優勝により、ウィンブルドン選手権総計「20勝」の歴代1位タイ記録を樹立した。
この経験の後、ロディオノワは再び4大大会で予選会の厚い壁に悩んだ。2005年11月、ロディオノワはカナダ・ケベックシティ大会のダブルスで同じロシアのエレーナ・ベスニナとペアを組み、ようやく女子ツアー大会でダブルス初優勝を果たした。2006年全仏オープンからは、4大大会シングルスにも連続出場できる力をつけ、同年の全米オープンで初の3回戦に進出する。この3回戦で、ロディオノワは2004年全米オープン優勝者のスベトラーナ・クズネツォワに 3-6, 0-6 で敗れた。2007年5月、彼女はポルトガル・エストリル大会で1年半ぶりの女子ツアー大会ダブルス2勝目を果たした。
アナスタシア・ロディオノワ
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基本情報 | ||||||||||||||||
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フルネーム |
Anastasia Ivanovna Rodionova |
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国籍 | ロシア→ オーストラリア | |||||||||||||||
出身地 | タンボフ | |||||||||||||||
居住地 | ビクトリア州メルボルン | |||||||||||||||
生年月日 | 1982年5月12日(37歳) | |||||||||||||||
身長 | 167cm | |||||||||||||||
体重 | 59kg | |||||||||||||||
利き手 | 右 | |||||||||||||||
バックハンド | 両手打ち | |||||||||||||||
ツアー経歴 | ||||||||||||||||
デビュー年 | 1997年 | |||||||||||||||
ツアー通算 | 11勝 | |||||||||||||||
シングルス | 0勝 | |||||||||||||||
ダブルス | 11勝 | |||||||||||||||
生涯獲得賞金 | 3,630,707 アメリカ合衆国ドル | |||||||||||||||
4大大会最高成績・シングルス | ||||||||||||||||
全豪 | 2回戦(2007・08) | |||||||||||||||
全仏 | 3回戦(2010・11) | |||||||||||||||
全英 | 3回戦(2010) | |||||||||||||||
全米 | 3回戦(2006・09) | |||||||||||||||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||||||||||||||
全豪 | ベスト8(2011・16) | |||||||||||||||
全仏 | ベスト8(2011) | |||||||||||||||
全英 | ベスト8(2002・11・14) | |||||||||||||||
全米 | ベスト4(2010) | |||||||||||||||
4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||||||||||||||
全豪 | ベスト8(2011) | |||||||||||||||
全仏 | ベスト8(2015) | |||||||||||||||
全英 | 準優勝(2003) | |||||||||||||||
全米 | ベスト4(2017) | |||||||||||||||
キャリア自己最高ランキング | ||||||||||||||||
シングルス | 62位(2010年8月16日) | |||||||||||||||
ダブルス | 15位(2014年9月8日) | |||||||||||||||
獲得メダル | ||||||||||||||||
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反応