アベル・ドゥコー

アベル・ドゥコー│無料動画│180px amdecaux01

アベル・ドゥコー(Abel Decaux 1869年2月11日 – 1943年3月19日)はフランスのオルガニスト、作曲家。

ドゥコーはシャルル=マリー・ヴィドールとアレクサンドル・ギルマンにオルガンを、ジュール・マスネに作曲を師事した。1900年前後の25年間にわたり、彼はパリのサクレ・クール寺院のオルガニストを務めた。1923年にはアメリカに移り、ロチェスターのイーストマン音楽学校でオルガンの指導を行った。1935年にフランスに帰国した彼は、パリのフランク音楽学校とグレゴリアン大学でオルガンを教えた。

ドゥコーの最も知られている作品(また本人が唯一出版した作品でもある)は「月の光 Clairs de lune」である。4つのピアノ曲で構成されており、1900年から1907年にかけて書かれ、1913年に出版された。この曲は当時としては非常に先進的であり、クロード・ドビュッシーやアルノルト・シェーンベルクの一部作品を予感させるものである。

「月の光」は1981年にトルコのメラル・ギュネイマン(Meral Güneyman)がブリッジ、ヴェーベルンの作品とのカップリングで録音。1996年にアメリカのピアニストであるフレデリック・チウがハルモニア・ムンディにラヴェルの「鏡」、シェーンベルクの「3つのピアノ曲」とのカップリングで録音。また2006年にはカナダのピアニスト、マルカンドレ・アムランがハイペリオンにデュカスの「ピアノソナタ」との併録で録音した。

基本情報
生誕 1869年2月11日
フランス、Auffay
死没 (1943-03-19) 1943年3月19日(74歳没)
職業 作曲家、オルガニスト

反応