アラバン・レザイ
![アラバン・レザイ アラバン・レザイ](https://satch.tv/sat2022/wp-content/uploads/actor-230px/230px-rezai_rg13_28935890539729.jpg)
アラバン・レザイ(ペルシア語: ارغوان رضائی , Aravane Rezaï, 1987年3月14日 – )は、フランス・サン=テティエンヌ出身の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス4勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス15位、ダブルス118位。身長165cm、体重62kgのやや小柄な体格で、ハードコートを最も得意にするベースライン・プレーヤー。日本語では「アラバン・レゼー」の表記も多く見られる。
レザイは父親が自動車整備士、母親は理学療法士というイラン系の家庭に生まれ、8歳からテニスを始めた。Aravaneという名は、『スミレの花』を意味するペルシャ語である。彼女は宇宙物理学にも深い関心を持ち、「テニス選手にならなかったら、宇宙物理学者になりたかった。選手引退後はこの道を進みたい」と話しているという。2003年から女子ツアー下部大会を回り始め、2005年にプロ入り。同年の全仏オープンにて、地元フランスからの主催者推薦(ワイルドカード)を得て本戦にデビューし、マリア・シャラポワとの2回戦に進出した。2006年の全仏オープンでは予選3試合を勝ち抜き、本戦3回戦でニコル・バイディソバ(チェコ)に 1-6, 7-6, 0-6 で敗退する。全米オープンでは本戦直接出場選手として、エレーナ・デメンチェワ(ロシア)との4回戦まで勝ち進んだ。
それからは2007年ウィンブルドンと2008年全豪オープンで3回戦進出があったが、なかなか目立った結果を出せない時期が続いた。ようやく2009年5月、全仏オープン最後の前哨戦であるフランス・ストラスブール大会の決勝戦で、レザイはルーシー・ハラデツカ(チェコ)を 7-6, 6-1 で破ってツアー初優勝を決めた。全仏オープン1回戦の相手は、前人未到の4大大会シングルス「60大会」連続出場に到達した日本の杉山愛に決まり、レザイは杉山を 6-3, 6-2 のストレートで圧倒した。3回戦では予選から勝ち上がったポルトガルの16歳、ミシェル・ラシェ・デ・ブリトを 7-6, 6-2 で退け、初の4回戦進出を決める。地元フランス人の女子シード選手だったアメリ・モレスモ、マリオン・バルトリ、アリーゼ・コルネが次々と早期敗退してゆく中で、レザイとビルジニ・ラザノの2人が4回戦まで勝ち残った。レザイは4回戦で第1シードのディナラ・サフィナ(ロシア)に 1-6, 0-6 で完敗したが、この大会で2006年全米オープン以来のベスト16入りを果たした。11月に新設されたコモンウェルス・バンク・トーナメント・オブ・チャンピオンズでレザイは決勝でマリオン・バルトリの途中棄権により2勝目を挙げ、大会初代優勝者になった。
アラバン・レザイ
|
|
基本情報 | |
---|---|
国籍 | フランス |
出身地 | 同・サン=テティエンヌ |
生年月日 | 1987年3月14日(32歳) |
身長 | 165cm |
体重 | 62kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
ツアー経歴 | |
デビュー年 | 2005年 |
ツアー通算 | 4勝 |
シングルス | 4勝 |
ダブルス | 0勝 |
生涯獲得賞金 | 2,810,383 アメリカ合衆国ドル |
4大大会最高成績・シングルス | |
全豪 | 3回戦(2008) |
全仏 | 4回戦(2009) |
全英 | 3回戦(2007) |
全米 | 4回戦(2006) |
4大大会最高成績・ダブルス | |
全豪 | 1回戦(2007・08・10) |
全仏 | 3回戦(2008) |
全英 | 2回戦(2008・10) |
全米 | 2回戦(2008) |
キャリア自己最高ランキング | |
シングルス | 15位(2010年10月11日) |
ダブルス | 118位(2009年3月9日) |
反応