アルマ・マーラー
アルマ・マリア・マーラー=ヴェルフェル(Alma Maria Mahler-Werfel, 1879年8月31日 – 1964年12月11日)は、オーストリアの作曲家グスタフ・マーラーの妻。結婚前の姓はシンドラー(Schindler)。自身も作曲を行い、16の歌曲が今日に残されている。華麗な男性遍歴で知られる。
アルマは画家エミール・ヤーコプ・シンドラー(1842年 – 1892年)の娘としてウィーンに生まれる。アルマが13歳のときに父が亡くなり、母は父の弟子のカール・モル(1861年 – 1945年)と再婚する。彼女は実父を愛した反面、養父は愛せなかったという。裕福な中流の家で、母親は芸術家サロンの主宰者であった。
アルマは少女時代から絵画、文学、哲学、作曲に才能を発揮し、美貌で多くの男性芸術家をとりこにした。世紀の変わり目に、当時新進気鋭の作曲家アレクサンダー・ツェムリンスキーに入門し、歌曲の作曲を開始する。ツェムリンスキーはアルマに恋い焦がれていたというが、実際に恋愛関係にあったか否かは定かではない。ツェムリンスキーより前には、グスタフ・クリムトとも深い仲にあったという。
1899年頃のアルマ
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基本情報 | |
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出生名 | Alma Maria Schindler |
生誕 | 1879年8月31日 |
出身地 | オーストリア=ハンガリー帝国、ウィーン |
死没 |
アメリカ合衆国、ニューヨーク市 |
1964年12月11日(85歳没)
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家 |
反応