アンジェイ・ワイダ

アンジェイ・ワイダ│無料動画│190px 2008

アンジェイ・ワイダ(波: Andrzej Wajda [ˈand͡ʒɛj ˈvajda]、より原語に近い姓のカナ表記はヴァイダ、1926年3月6日 – 2016年10月9日)は、ポーランドの映画監督。親日家として知られた。

1926年3月6日、ポーランド東北部のスヴァウキで生まれる。ポーランド軍大尉だった父は対独戦中にカティンの森事件に巻き込まれて亡くなる。1944年、青年時代に織物会館(英語版)で開かれた日本美術展において喜多川歌麿や葛飾北斎などの浮世絵をはじめとした日本美術に感銘を受け、芸術家を志す。第二次世界大戦中は対独レジスタンス運動に参加した。1946年にクラクフ美術大学に進学する。その後、進路を変えてウッチ映画大学に進学。1953年に同校を修了した。

1955年、『世代』で映画監督としてデビュー。1957年の『地下水道』が第10回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。1958年にイェジ・アンジェイェフスキの同名小説を映画化した『灰とダイヤモンド』は反ソ化したレジスタンスを象徴的に描き、1959年の第20回ヴェネツィア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。これら三作品は、ワルシャワ蜂起時のレジスタンスや戦後共産化したポーランド社会におけるその末路を描いた「抵抗三部作」として知られている。以後、アンジェイ・ムンク、イェジー・カヴァレロヴィチらと並んで、当時の映画界を席巻した「ポーランド派」の代表的存在となる。

1960年、政治色を排した青春映画『夜の終りに』を発表。1962年にはフランソワ・トリュフォーや石原慎太郎らが参加したオムニバス『二十歳の恋』の一篇を製作。1965年の『灰』は4時間近い大作であり、日本では170分に短縮されてビデオリリースされた。1968年にはイギリスとユーゴスラビアとの合作『Gate to Paradise』を製作。1969年には『灰とダイヤモンド』に主演したズビグニェフ・ツィブルスキの死を受け、映画製作の現場を舞台にした『すべて売り物』を発表。同年の『蝿取り紙』は異色のコメディ作品であった。

ワルシャワにて (2008年)
生年月日 (1926-03-06) 1926年3月6日
没年月日 (2016-10-09) 2016年10月9日(90歳没)
出生地 ポーランド、スヴァウキ
死没地 ポーランド、ワルシャワ
国籍 ポーランド
職業 映画監督・脚本家
ジャンル 映画
活動期間 1954年 – 2016年
配偶者 Beata Tyszkiewicz ※離婚
Zofia Zuchowska ※離婚
クリスティーナ・ザフファトヴィチ(英語版)(1972年 – 2016年)※死別
公式サイト

Strona główna

主な作品
『世代』『地下水道』『灰とダイヤモンド』
『大理石の男』『鉄の男』
『ダントン』『カティンの森』
テンプレートを表示

反応