イングリッド・バーグマン

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イングリッド・バーグマン(典: Ingrid Bergman, 1915年8月29日 – 1982年8月29日)は、ヨーロッパとアメリカで活躍したスウェーデン出身の女優Ingrid Bergman はスウェーデン語ではインリド・ベリマン [ˈɪŋːrɪd ˈbærjman] と発音される。

アカデミー賞を3回、エミー賞を2回、トニー賞の演劇主演女優賞の受賞経験があり、AFI(アメリカ映画協会)選定の「映画スターベスト100」の女優部門では第4位となっている。バーグマンが演じた役でもっとも有名な役と言われているのが、ハンフリー・ボガートと共演した『カサブランカ』(1942年)のイルザ・ラント役とケーリー・グラントと共演した『汚名』(1946年)のアリシア・ヒューバーマン役である

バーグマンはアメリカで女優として成功をおさめる以前から、スウェーデンでは名を知られた女優だった。バーグマンがアメリカ映画に初出演したのは、スウェーデン映画の『間奏曲』をリメイクした『別離』(1939年)である。その際立った美貌と知性でアメリカ映画に「北欧からの瑞々しい息吹」を吹き込んだバーグマンは、すぐさま「アメリカ人女性の理想」となりハリウッドを代表する女優の一人となったと『ポピュラーカルチャー百科事典』(en:St. James Encyclopedia of Popular Culture)に記されている

映画監督ヴィクター・フレミングがリメイクした映画『ジキル博士とハイド氏』(1941年)に出演したバーグマンは、後に自身をハリウッドへ招くことになる映画プロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックに認められた。セルズニックはバーグマンのことを、今までともに仕事をしてきた中で「もっとも完成された誠実な女優」と評価している。セルズニックはバーグマンに7年間の出演契約を提示し、その後の女優活動をプロデューサーとして支えていくことになる。バーグマンがセルズニックとは無関係に出演した映画には『カサブランカ』(1942年)、『誰が為に鐘は鳴る』(1943年)、『ガス燈』(1944年)、『聖メリーの鐘』(1945年)『汚名』(1946年)、『山羊座のもとに』(1949年)があり、独立系映画としては『ジャンヌ・ダーク』(1948年)がある。

『カサブランカ』のバーグマン、1942年
本名 Ingrid Bergman
生年月日 (1915-08-29) 1915年8月29日
没年月日 (1982-08-29) 1982年8月29日(67歳没)
出生地  スウェーデン ストックホルム
死没地 イングランド ロンドン ケンジントン・アンド・チェルシー区 チェルシーチェイニー・ガーデンズ (en) 9番地
国籍  スウェーデン
職業 女優
活動期間 1932年 – 1982年
配偶者 ペッテル・リンドストローム(1937年 – 1950年)
ロベルト・ロッセリーニ(1950年 – 1957年)
ラルス・シュミット(1958年 – 1978年)
著名な家族 ピア・リンドストローム
ロベルティーノ・ロッセリーニ
イザベラ・ロッセリーニ
イゾッタ・イングリッド・ロッセリーニ
主な作品
映画
『別離』
『誰が為に鐘は鳴る』
『ガス燈』
『オリエント急行殺人事件』
『秋のソナタ』
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