ウィリス・A・リー
ウィリス・オーガスタス・”チン”・リー・ジュニア (Willis Augustus “Ching” Lee Jr., 1888年5月11日 – 1945年8月25日) は、アメリカ海軍の軍人。最終階級は中将。太平洋戦争において日本海軍と戦った。
南北戦争時代の名将ロバート・E・リーの遠縁で、ケンタッキー州オーエン郡の田舎に生まれた。1904年に海軍兵学校に入学、この時彼の東アジア人のようなファミリーネームから”チン”というあだ名をつけられた。卒業後の1908年10月から1909年3月まで戦艦アイダホに乗艦した。1909年11月から1910年5月にかけては防護巡洋艦ニューオーリンズ、砲艦ヘレナに乗艦した。1913年7月に再度アイダホに乗艦、その後戦艦ニューハンプシャーに乗艦しメキシコのベラクルス占領作戦に参加した。第一次世界大戦中は駆逐艦オブライエン、駆逐艦リーに乗艦した。
兵学校卒業後、軍艦での勤務と兵学校の射撃チームの一員としての経歴を繰り返していた彼は1920年アントワープオリンピックの射撃競技14種目に出場し団体種目で金メダル5、銀メダル1、銅メダル1を獲得した。彼がチームメートのロイド・スプーナーと共に記録した、1大会でのメダル獲得数7は1980年モスクワオリンピックでアレクサンドル・ディチャーチンに抜かれるまでオリンピック記録であった。またメダル7個を獲得した選手は1960年ローマオリンピックのボリス・シャハリンまで誕生しなかった。
1942年撮影
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渾名 | Ching |
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生誕 |
1888年5月11日 ケンタッキー州 オーエン郡 |
死没 | 1945年8月25日(57歳没) |
所属組織 | アメリカ海軍 |
軍歴 | 1908 – 1945 |
最終階級 | 海軍中将 |
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