エドガー・フォイヒティンガー
エドガー・フォイヒティンガー(Edgar Feuchtinger、1894年11月21日 – 1960年1月21日)は、ドイツの軍人。最終階級は中将。第二次世界大戦末期、いくつかの軍規違反から帝国軍事法廷(Reichskriegsgericht)により降格および死刑が言い渡されているが、2008年に成立した包括的名誉回復法案においてこの有罪判決は取り消された。
戦後はソビエト連邦のスパイとして活動し、西ドイツの軍事情報を流出させた。
ドイツ帝国のメッツ(現在のフランス・メス)に音楽家の息子として生まれた。ギムナジウムを卒業後、1907年にアビトゥーアに合格。同年、カールスルーエにて幼年学校(Kadettenanstalt)へ入学し、後に大リヒターフェルデの高級士官学校(Hauptkadettenanstalt)で教育を受けた。ここで彼は命知らずな性格と類稀な軍事的才覚を発揮したという。
第一次世界大戦勃発直後の1914年8月7日、彼は士官候補生(Fähnrich)として第14バーデン歩砲兵連隊(Badischen Fußartillerie-Regiment Nr.14)に配属され前線に向かった。1915年8月18日、少尉(Leutnant)に昇進する。その後の数年、彼はロシアやフランスで戦い、シェマン・ド・ダーム戦線におけるヴェルダンの戦いやソンムの戦い、エーヌの戦いなどに参加した。1917年9月には第212徒歩砲兵連隊(Fußartillerie-Regiment 212)に配属され、同連隊の一員として敗戦を迎える。
生誕 |
ドイツ帝国、メッツ (現: フランス、メス) |
1894年11月21日
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死没 |
西ドイツ、西ベルリン |
1960年1月21日(65歳没)
所属組織 |
ドイツ帝国陸軍 ワイマール共和国陸軍 ドイツ国防軍陸軍 |
軍歴 |
1914年 – 1919年(帝国軍) 1919年 – 1935年(共和国軍) 1935年 – 1945年(国防軍) |
最終階級 | 中将 |
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