エルヴィン・ロンメル
エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル[# 1](Erwin Johannes Eugen Rommel 発音 、1891年11月15日 – 1944年10月14日)は、ドイツの陸軍軍人である。最終階級は陸軍元帥。
第二次世界大戦のフランスや北アフリカでの戦闘指揮において驚異的な戦果を挙げた、傑出した指揮官として知られる。広大な砂漠に展開されたアフリカ戦線において、巧みな戦略・戦術によって戦力的に圧倒的優勢なイギリス軍をたびたび壊滅させ、敵対する側の英首相チャーチルをして「ナポレオン以来の戦術家」とまで評せしめた。アフリカにおける知略に富んだ戦いぶりによって、第二次大戦中から「砂漠の狐」の異名で世界的に知られた。
貴族(ユンカー)出身では無い、中産階級出身者初の陸軍元帥でもある。数々の戦功だけでなく、騎士道精神に溢れた行動と多才な人柄で悲劇的な最期をとげたがSS(親衛隊)ではなく国防軍の所属であった。
1970年代まで欧米では「名将ロンメル」論がほぼ定着しており、日本でもほぼ同様の評価が行われてきた。しかし、1970年代以降、欧米の軍事史家などによって軍人としての資質や能力について再度検証されるようになった。
1942年頃の肖像(Röhr Verlagの絵はがき)
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渾名 |
砂漠の狐 (独:Wüstenfuchs, 英:Desert Fox) |
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生誕 |
ヴュルテンベルク王国 ハイデンハイム |
1891年11月15日
死没 |
ドイツ国南部、ヘルリンゲン |
1944年10月14日(52歳没)
所属組織 |
ヴュルテンベルク軍(de) (Württembergische Armee) ヴァイマル共和国軍陸軍 (Reichsheer) ナチス・ドイツ国防軍陸軍 (heer) |
軍歴 | 1911 – 1944 |
最終階級 | 元帥(Generalfeldmarschall) |
署名 |
反応