オリビエ・ロクス
![オリビエ・ロクス オリビエ・ロクス](https://satch.tv/sat2022/wp-content/uploads/actor-230px/230px-rochus_hamburg.jpg)
オリビエ・ロクス(Olivier Rochus, 1981年1月18日 – )は、ベルギー・ナミュール出身の男子プロテニス選手。同僚のグザビエ・マリスとペアを組み、2004年全仏オープン男子ダブルス部門で優勝した。自己最高ランキングはシングルス24位、ダブルス29位。ATPツアーでシングルス2勝、ダブルスで2勝を挙げた。身長168cm、体重65kgで、男子プロテニス選手としては小柄な体格である。3歳年上の兄、クリストフ・ロクスもプロテニス選手で、ダブルスで組んで2度準優勝がある。
オリビエ・ロクスは6歳の時から、兄のクリストフと一緒にテニスを始めた。ジュニア時代、1998年ウィンブルドン選手権ジュニア男子ダブルス部門で、同じ年のロジャー・フェデラーとペアを組んで優勝したことがある。1999年にプロ入り。2000年から男子テニス国別対抗戦デビスカップベルギー代表選手となる。同年の2000年ウィンブルドン選手権男子シングルス2回戦で、当時19歳のロクスは先の全仏オープン準優勝者マグヌス・ノーマンを6-4, 2-6, 6-4, 6-7, 6-1で破り、ダークホースとして一躍有名になった。この年にシチリア国際でATPツアーのシングルスに初優勝を飾り、10月のジャパン・オープン・テニス選手権で初来日したが、2回戦でニコラス・ラペンティに6-7, 6-7で敗退した。この年の活躍を評価され、ロクスは男子プロテニス協会の最優秀新人賞を受賞した。
それから2年後、2002年ウィンブルドン選手権でもロクスは大会を盛り上げ、1回戦で兄クリストフとの“兄弟対決”に勝った後、2回戦で第2シードのマラト・サフィンを6-2, 6-4, 3-6, 7-6で破ったが、続く3回戦でアルノー・クレマンに敗れた。
2004年全仏オープン男子ダブルスで、オリビエ・ロクスはグザビエ・マリスとペアを組み、4大大会男子ダブルスで初優勝を飾った。その勝ち上がりの過程で、2人は3回戦でトッド・ウッドブリッジ/ヨナス・ビョルクマン組、準決勝でマヘシュ・ブパシ/マックス・ミルヌイ組などの強豪ペアを連破し、決勝では地元フランスのファブリス・サントロ/ミカエル・ロドラ組を7-5, 7-5で破った。同年のアテネ五輪にも、ロクスはベルギー代表選手として初出場したが、男子シングルスでは2回戦でカルロス・モヤに敗れ、マリスとのダブルスでは1回戦でロドラ/サントロ組に敗れている。ロクスは長い間「大物食い」の印象がありながら、世界ランキング上位になかなか定着できなかったが、2006年5月初頭にBMWオープン決勝で同じベルギーのクリストフ・フリーヘンを破り、6年ぶりのツアー2勝目を挙げた。
オリビエ・ロクス
|
|
基本情報 | |
---|---|
フルネーム |
Olivier Laurent Pierre Rochus |
愛称 | オリ (Olli) |
国籍 | ベルギー |
出身地 | 同・ナミュール |
生年月日 | 1981年1月18日(38歳) |
身長 | 168cm |
体重 | 65kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 片手打ち |
ツアー経歴 | |
デビュー年 | 1999年 |
引退年 | 2014年 |
ツアー通算 | 4勝 |
シングルス | 2勝 |
ダブルス | 2勝 |
生涯通算成績 | 338勝398敗 |
シングルス | 238勝276敗 |
ダブルス | 100勝122敗 |
生涯獲得賞金 | $4,905,754 |
4大大会最高成績・シングルス | |
全豪 | 4回戦(2005) |
全仏 | 3回戦(2001・06) |
全英 | 4回戦(2003) |
全米 | 4回戦(2004) |
4大大会最高成績・ダブルス | |
全豪 | 2回戦(2004-07・12) |
全仏 | 優勝(2004) |
全英 | 3回戦(2005・12) |
全米 | 3回戦(2006・09) |
優勝回数 | 1(仏1) |
キャリア自己最高ランキング | |
シングルス | 24位(2005年10月17日) |
ダブルス | 29位(2004年7月5日) |
反応