クリスティアン・シンディング
![クリスティアン・シンディング クリスティアン・シンディング](https://satch.tv/sat2022/wp-content/uploads/actor-210px/220px-christian_sinding.jpg)
クリスティアン・アウグスト・シンディング(Christian August Sinding, 1856年1月11日 – 1941年12月3日)は、コングスベルグに生まれオスロに没したノルウェーの作曲家。グリーグ以降で最も重要なノルウェー・ロマン派の作曲家といわれる。
最初はヴァイオリニストを志し、オスロでグドブラン・ベーンにヴァイオリンを、ルドヴィク・マティアス・リンデマンに音楽理論を学んだ。1874年からライプツィヒ音楽院でヘンリ・シュラディークにヴァイオリンを、カール・ライネッケとザロモン・ヤーダスゾーンに音楽理論と作曲を学び、やがて作曲に才能があることがわかり作曲家に転向した。初期の試みはあまりうまくいかなかったが(彼はのちにいくつもの初期の作品を破棄している)、1885年に初演されたピアノ五重奏曲ホ短調 op.5を皮切りに、変奏曲 op.2(1886年初演)やピアノ協奏曲変ニ長調 op.6(1889年初演)、交響曲第1番ニ短調 op.21(1890年初演)が国際的な好評を得たことにより、ノルウェーの音楽界における地位を確立した。
シンディングは40年近くもの長い間ドイツに住み、ドイツの音楽界と密接な繋がりがあったが、ノルウェー政府により1880年から定期的な奨励金を、1910年からは年金を支給されていた。1921年には数か月間ニューヨーク州ロチェスターのイーストマン音楽学校の作曲の客員教授となった。1924年には彼の栄誉を称えてノルウェー政府からヘンリック・ヴェルゲランの邸宅であった「グロッテン」が住居として提供された。
基本情報 | |
---|---|
生誕 |
1856年1月11日 ノルウェー、コングスベルグ |
死没 |
ノルウェー、オスロ |
1941年12月3日(85歳没)
ジャンル | クラシック |
職業 | 作曲家 |
反応