ジョン・アーヴィング
ジョン・ウィンズロー・アーヴィング(John Winslow Irving、1942年3月2日 – )は、アメリカ合衆国の小説家である。本名ジョン・ウォレス・ブラント・ジュニア(John Wallace Blunt, Jr)。
物語の解体や時間軸の交錯など、いわゆる「ポストモダン文学」に代表される20世紀の文学潮流のさなかで「チャールズ・ディケンズを尊敬する」と公言し、ポスト・モダン文学の首魁として扱われがちなジョイスを「ゴミ」「オナニー本の作者」と言ったように、アーヴィングは19世紀的な「物語の復権」を目指した作家といえる。彼が発表する作品のほとんどは主人公たちによる人間喜劇のような波乱万丈のストーリー展開をもつ。彼の小説は次々に映画化されて話題となった。
特に初期作品にはアーヴィング本人の人生が反映されているといわれる。また彼の処女作『熊を放つ』を村上春樹が翻訳し、柴田元幸がその訳文のチェックを行ったことが現在の両者の親交のきっかけだった。
ジョン・アーヴィング(2010年9月14日)
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誕生 |
ジョン・ウォレス・ブラント・ジュニア John Wallace Blunt, Jr. 1942年3月2日(77歳) アメリカ合衆国・ニューハンプシャー州エクセター |
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職業 | 小説家 |
言語 | 英語 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
最終学歴 |
ニューハンプシャー大学 アイオワ大学 アイオワ・ライターズ・ワークショップ |
活動期間 | 1968年 – |
代表作 |
『ガープの世界』(1978年) 『ホテル・ニューハンプシャー』(1981年) 『サイダーハウス・ルール』(1985年) |
デビュー作 | 『熊を放つ』(1968年) |
反応