ジョン・ミルズ

ジョン・ミルズ

ジョン・ミルズ(Sir John Mills, 1908年2月22日 – 2005年4月23日)は、英国・サフォーク出身の舞台俳優。

1960年に大英帝国勲章、1973年にサーの称号を得ている。

父はワッツ海軍教習学校の主事だったが、本人は早くから俳優を志して、ダンスのレッスンを受けて舞台に立つための準備をしていた。1929年、ロンドンのヒポドローム劇場の舞台のコーラスとしてデビューする以前はブリクストン、ストリーサム、ギルフォードなどでトイレットペーパーのセールスマンをしながら資金を蓄えていたという。順調に俳優としてキャリアを伸ばし、アジア巡業中にノエル・カワードに出会ったことが転機となる。1931年に帰国後は『ロンドンの壁』や『カヴァルケード』など彼の舞台に多く参加、さらにオールド・ヴィク座に進出するなど舞台俳優として頂点を極める存在となる。1933年には映画デビューも果たし、後年出会うデヴィッド・リーン監督作品の常連俳優として顔を出すことになる。戦中からストイックな男性を演じては、何度かイギリスのマネーメイキングスターにも選ばれる。1939年に第二次世界大戦がはじまると従軍するが、1942年に健康状態を理由に除隊。戦後、ハリウッド映画にも進出し、数多くの名作に出演。1970年、『ライアンの娘』では難役を演じてアカデミー助演男優賞を受賞、日本でも顔が知られた。

晩年はアメリカやイギリスのTV作品で主演し親しまれ、現役を貫き2005年、97歳で死去した。日本では、アニメ『風が吹くとき』での主演、デボラ・カー主演の『炎のエマ』等が知られる。

1965年頃撮影
本名 Lewis Ernest Watts Mills
生年月日 (1908-02-22) 1908年2月22日
没年月日 (2005-04-23) 2005年4月23日(97歳没)
出生地 サフォーク
国籍 イギリス
配偶者 Aileen Raymond (1927-1941)
メアリー・ヘイリーベル (1941-2005)
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