ジョン・リー・フッカー
ジョン・リー・フッカー (John Lee Hooker, 1917年8月22日 – 2001年6月21日)は、米国のブルース・シンガー、ギタリスト。50年以上に渡るキャリアの中で、独特のリズム感覚を持ったブギ・スタイルを確立し、「キング・オブ・ブギ」の名でも親しまれた。1984年には来日公演も行っている。代表曲は”Boom Boom”、”Boogie Chillen”など。
2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第35位。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第81位。
ミシシッピ州クラークスデイル生まれ。生まれた年については、1915年、1920年など諸説あるものの、1917年説が最も一般的である。1943年、デトロイトに移住。1948年にレコード・ディーラのバーニー・ベスマンの誘いを受け、初レコーディングを経験する。翌年1月、モダンより発表となった”Boogie Chillen”がR&Bチャートを昇りつめる大ヒットとなった。このヒットにより、他のレーベルからも誘いを受けるものの、モダンとの契約で縛られていたジョン・リーは、様々な変名を使い、複数のレーベルに作品をレコーディングしていった。
1955年、モダンとの契約が終了しヴィージェイ・レーベルと契約する。同レーベルには1965年まで在籍し、計8枚のアルバムを発表した。それまでの弾き語りスタイルから、R&B色の濃いバンドスタイルへと発展し、”Dimples”や”Boom Boom”といった代表曲を生み出す。1962年には、初のヨーロッパ・ツアーを行う。現地ではブルース・ブームが起こっていた頃で、彼は熱烈な歓迎を受けたという。
John Lee Hooker
at Long Beach Blues Fest., 1997 |
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基本情報 | |
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出生名 | John Lee Hooker |
生誕 | 1917年8月22日 |
出身地 | 米国ミシシッピ州クラークスデイル |
死没 |
米国カリフォルニア州ロスアルトス 2001年6月21日(83歳没) |
ジャンル | ブルース |
職業 | ギタリスト、歌手 |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1948年 – 2001年 |
レーベル | モダン、ヴィージェイ、チェス、スタックス、ABC、ポイントブランク |
共同作業者 | エディー・テイラー、ヴァン・モリソン他 |
公式サイト | JohnLeeHooker.com |
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