スコット・ディクソン
スコット・ロナルド・ディクソン MNZM(Scott Ronald Dixon, 1980年7月22日 – )は、ニュージーランドのレーシングドライバー。インディ・レーシング・リーグに参戦し、2009年8月にミッドオハイオ・スポーツカーコースで開催されたホンダ・インディ200で21勝目を挙げ、アメリカで最も成功したニュージーランド人ドライバーとなった。インディカー参戦当初よりチップ・ガナッシ・レーシングに所属し、2003年、2008年、2013年、2015年、2018年の5度のタイトルを獲得、2008年のインディ500ではポールポジションから優勝を遂げた。
同年8月のケンタッキーで6勝目を挙げ、これはシーズン最多のタイ記録であった。ディクソンは安定してレースを完走することで知られ、2005年のワトキンズ・グレンから2007年のミッドオハイオまで28戦連続完走の記録を達成した。彼はまた90戦の内48回表彰台に上り、その勝率はフルタイム参戦するIRLドライバーの中で最高である。
ディクソンはジム・クラーク・トロフィーを3回(1999, 2001, 2004)、ブルース・マクラーレン・トロフィーを2回(2003, 2008)受賞している。2012年にはニュージーランド・メリット勲章を受章した。
ディクソンはオーストラリアのブリスベンでニュージーランド人のロンおよびグレニス・ディクソン夫妻の間に生まれた。両親は共にダートレーサーであった。一家はディクソンが幼少時にオークランドに戻った。ディクソンは7歳でカートレースを始め、13歳でレースのライセンスを獲得して世間の注目を集めた。ニュージーランドでは16歳になるまで路上の運転免許を取得できなかった。
スコット・ロナルド・ディクソン | |
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インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのカーブ・デイ(2015年のインディ500)
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基本情報 | |
国籍 | ニュージーランド |
生年月日 | 1980年7月22日(39歳) |
出身地 | オーストラリア・ブリスベン |
インディカー・シリーズでの経歴 | |
デビュー | 2003年 |
所属 | チップ・ガナッシ・レーシング |
車番 | 9 |
出走回数 | 265 |
優勝回数 | 43 |
ポールポジション | 29 |
ファステストラップ | 26 |
シリーズ最高順位 | 1位 (2003年、2008年、2013年、2015年、2018年) |
過去参加シリーズ | |
1994年 1995年-1996年 1997年-1998年 1999年-2000年 |
ニュージーランドFormula Vee ニュージーランドFormula Ford オーストラリア フォーミュラホルーデン インディライツ CARTチャンプカー |
選手権タイトル | |
1994年
1995年 1996年 1998年 2000年 |
ニュージーランドFormula Vee クラスII ニュージーランドFormula Ford クラスII ニュージーランドFormula Ford クラスI オーストラリアドライバーズチャンピオンシップ インディライツ インディカー・シリーズ インディカー・シリーズ |
受賞 | |
1999年 2001年 2001年 2003年 2004年 2008年 2008年 2008年 2009年 |
ジム・クラークトロフィー CARTルーキー・オブザイヤー ジム・クラークトロフィー ブルース・マクラーレントロフィー ジム・クラークトロフィー インディ500シリーズチャンピオン ブルース・マクラーレントロフィー ニュージーランド スポーツマン・オブザイヤー ニュージーランド モータースポーツ殿堂入り |
反応