スティーヴン・ソンドハイム
スティーヴン・ソンドハイム(英:Stephen Joshua Sondheim ([ˈsɒnd.haɪm])、1930年3月22日 – )は、アメリカ合衆国の作曲家・作詞家。半世紀以上に亘りミュージカル界に貢献していることで知られる。アカデミー賞1回、トニー賞8回、グラミー賞8回、ピューリッツァー賞1回、ローレンス・オリヴィエ賞1回のほか、2015年には大統領自由勲章を受賞した。トニー賞においては特別功労賞を含み、作曲家で最高の受賞回数となった。『ニューヨーク・タイムズ』紙のフランク・リッチは「アメリカのミュージカル界で最高、そしておそらくもっともよく知られた人物」と評している。作詞作曲家としてもっともよく知られた作品は『ローマで起った奇妙な出来事』、『カンパニー』、『フォリーズ』、『リトル・ナイト・ミュージック』、『スウィーニー・トッド』、『Merrily We Roll Along 』、『ジョージの恋人』、『イントゥ・ザ・ウッズ』、『アサシンズ 』、『パッション』などである。また『ウエスト・サイド物語』、『ジプシー』の歌詞も作詞した。
1981年、ウォーレン・ベイティの映画『レッズ』の曲『Goodbye for Now 』を作曲した。1990年代、映画『ディック・トレイシー』においてマドンナの『Sooner or Later (I Always Get My Man) 』など5曲を作曲し、アカデミー歌曲賞を受賞した。
1973年から1981年、脚本家組合の会長を務めていた。2010年9月15日、生誕80年を祝し、ヘンリー・ミラーズ・シアターはスティーヴン・ソンドハイム・シアターに改名し、BBCプロムスはソンドハイムは敬意を表しコンサートを行なった。プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュは「かつてない最高の作詞家であろう」と評した。
ニューヨークのユダヤ人の家庭に生まれた。母エタ・ジャネットがデザインしたドレスを父ハーバートが製造していた。マンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドで育ち、両親の離婚後、ペンシルベニア州ドイルスタウン近くの農場に転居した。メリル・シークレスト著の半生記『Stephen Sondheim: A Life 』によると、セントラルパーク・ウェストにある高層マンションであるサン・レモに住む裕福な家庭の一人っ子として、放任され孤立していた。ニューヨークに住んでいた頃、エシカル・カルチャー・フィールドストン・スクール(ECFS)に通学していた。その後ニューヨーク・ミリタリー・アカデミー(陸軍幼年学校の1つ)、ペンシルベニア州バックス郡にある私立のクエーカー学校であるジョージ・スクールに進学し、ソンドハイムにとって1作目のミュージカル『By George 』を執筆し、1946年に卒業した。夏季は何度かキャンプ・アンドロスコッギンで過ごしたことがある。
1976年頃の写真
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基本情報 | |
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出生名 |
スティーヴン・ジョシュア・ソンドハイム Stephen Joshua Sondheim |
生誕 |
アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク |
1930年3月22日(89歳)
ジャンル | ミュージカル |
職業 | 作曲家、作詞家 |
活動期間 | 1954年–現在 |
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