テディ・リネール

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テディ・リネール(フランス語: Teddy Riner、1989年4月7日 – )は、フランスの男子柔道家。2007年の世界選手権において男子では史上最年少の世界王者となった。2007年より世界選手権10大会連続優勝、100kg超級8連覇中(2017年9月時点)。身長204cm、体重129kg。愛称はテディ・ベア。得意技は大外刈、内股、隅返

リネールはフランスの海外県であるグアドループで生まれ、その後フランスに移って5歳の時に柔道を始めた。その他にも陸上競技、水泳、ゴルフ、バスケットボール、サッカー、スカッシュなど多くのスポーツを体験した。柔道の大会に参加できる年齢になって勝利を重ねていくうちに、他の競技をやめて柔道に専念するようになった。少年時代のリネールは日本の重量級選手の試合を沢山見て影響を受けたということもあって、日本の柔道スタイルが気に入っていたという。この当時、リネールにとって最高の柔道家は野村忠宏と井上康生だった。14歳になるとフランスの指定強化選手に選ばれ、2007年の世界選手権では憧れの存在だった井上を返し技の効果ポイントで破る などして、男子では史上最年少となる18歳5ヶ月で優勝を果たした

2008年のフランス国際柔道大会では準決勝で井上と再戦、効果1つの差で勝利し[10]、決勝戦も制し優勝を果たした。同年の北京オリンピックでは優勝候補の筆頭に挙げられていたものの、準決勝でウズベキスタンのアブドゥロ・タングリエフを攻めきれず、ゴールデンスコアに入ってから指導を与えられて敗戦、敗者復活戦に回った末に銅メダルを獲得した[11]。その後、世界ジュニアと世界選手権 (無差別)で立て続けに優勝して、同一年にジュニアとシニアの世界選手権を制した最初の選手となった(但し、オリンピック実施階級では2014年に世界ジュニアと世界選手権を制した女子の近藤亜美が最初となる)[12]

2007年より2010年まで世界選手権4大会連続優勝を果たした。2階級制覇を目指した2010年世界選手権の無差別級決勝では、新鋭の上川大樹に1指導を与えたものの1-2の判定負け、銀メダルに終わった。判定に不満のリネールは礼をしないまま畳を去り[13]、フランス国内でバッシングの対象になった。「この敗戦で僕は生まれ変わったんだ」という言葉通り、この敗戦を機に積極的に技を仕掛けるスタイルに変更、国際大会で連勝を重ね、2011年世界選手権では100kg超級で4連覇を果たした

テディ・リネール
基本情報
ラテン文字 Teddy Riner
愛称 テディ・ベア
フランス
出生地 ポワンタピートル
生年月日 (1989-04-07) 1989年4月7日(30歳)
身長 204cm
体重 141kg
選手情報
階級 男子100kg超級
所属 パリ・サンジェルマン
段位 5段
世界ランキング 1位(1690ポイント)
JudoInside.comの詳細戦績
 

獲得メダル

柔道
オリンピック
2012 ロンドン 100kg超級
2016 リオデジャネイロ 100kg超級
2008 北京 100kg超級
世界柔道選手権
2007 リオデジャネイロ 100kg超級
2009 ロッテルダム 100kg超級
2010 東京 100kg超級
2011 パリ 100kg超級
2013 リオデジャネイロ 100kg超級
2014 チェリャビンスク 100kg超級
2015 アスタナ 100kg超級
2017 ブダペスト 100kg超級
2008 ラバロワ 無差別
2017 マラケシュ 無差別
2010 東京 無差別
ヨーロッパ柔道選手権
2007 ベオグラード 100kg超級
2011 イスタンブール 100kg超級
2013 ブダペスト 100kg超級
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