トーマス・アトウッド (作曲家)

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トーマス・アトウッド(Thomas Attwood, 1765年11月23日 – 1838年3月24日)は、イングランドの作曲家、オルガニスト。

アトウッドはロンドン、おそらくピムリコで生まれた。父は王宮軍楽隊所属の音楽家であった。アトウッドは9歳でチャペル・ロイヤルの聖歌隊に加わり、そこでジェームズ・ネアーズやエドマンド・エアトンから音楽の指導を受けた。ハープシコードの腕前がウェールズ公(後の国王ジョージ4世)の目に留まり、その演奏を気に入った王子は1783年に彼を海外で学ばせるよう費用を出した。ナポリで2年間すごした後、アトウッドはウィーンに出向きモーツァルトの愛弟子となる。1787年にロンドンへ戻ると、彼は短い間ウェールズ公の室内楽奏者としての職に任ぜられた。

アトウッドは1796年にセント・ポール大聖堂のオルガニストに選任され、同年にはチャペル・ロイヤルの作曲家にも就任した。彼はヨーク公爵夫人や、後にはウェールズ公女にも音楽を教える任に与り、王室との関係をより強固なものにした。ジョージ4世の戴冠式にあたって、彼は賛歌「I was Glad」を作曲した。王はアトウッドがウェールズ公女と近しい関係になっていたことを理由に、数年来彼を無視し続けていたが、これを機に彼への愛着を取り戻して1821年には彼をブライトンの私的な教会のオルガニストに任命した。

生誕 1765年11月23日
グレートブリテン王国、ロンドン
死没 (1838-03-24) 1838年3月24日(72歳没)
イギリス、ロンドン
ジャンル クラシック
職業 オルガニスト、作曲家

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