ドクター・ジョン
ドクター・ジョン(Dr. John、本名Malcolm John Rebennack Jr.、1941年11月21日 – 2019年6月6日)は、アメリカ合衆国出身のミュージシャン。
10代の頃より60年以上に渡って活動した、ブルース界の重鎮として知られる。ジャズの本場ニューオーリンズを拠点に多くの足跡を残し、同地音楽文化の象徴となっている。芸名ドクター・ジョンとは、19世紀のニューオーリンズにいたブードゥー教司祭の名から。
ルイジアナ州ニューオーリンズ出身。1950年代からマック・レベナックの名でギタリストとして活動を始める。しかし1961年、フロリダ州のモーテルで友人のミュージシャンのロニー・バロンをかばって左手を撃たれ、薬指が不自由になりギタリストを断念。これを機にオルガン、ピアノを覚える。
その後ロサンゼルスへ渡り、作曲家などの活動を経て1967年に『グリ・グリ』でデビューする。濃厚なR&Bのセンスとニューオーリンズならではのブードゥー教文化を背景にしたサイケデリックな音楽性はキワモノ的なものであったが、収録曲「アイ・ウォーク・オン・ギルデッド・スプリンターズ」は、後にハンブル・パイやポール・ウェラーにカヴァーされた。1972年の『ガンボ』はニューオーリンズの古いポピュラー音楽を蘇らせた試みとして高い評価を受けた。同年には、ローリング・ストーンズ『メイン・ストリートのならず者』にバック・コーラスでゲスト参加。1973年の『イン・ザ・ライト・プレイス』からのシングル「ライト・プレイス・ロング・タイム」は、全米9位の成功を収め、同年にはコロムビア・レコードからジョン・P・ハモンド、マイク・ブルームフィールドとのコラボレーション・アルバム『三頭政治』がリリースされた。1976年11月25日にはザ・バンドの解散コンサートにゲスト参加し、その時の模様は、映画『ラスト・ワルツ』でも紹介された。
フランス・ビエンヌ公演(2006年7月)
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基本情報 | |
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出生名 | Malcolm John Rebennack Jr. |
生誕 | 1941年11月21日 |
出身地 |
アメリカ合衆国 ルイジアナ州ニューオーリンズ |
死没 | 2019年6月6日(77歳没) |
ジャンル |
ブルース R&B ジャズ |
職業 | ミュージシャン、シンガー、ソングライター |
担当楽器 | ピアノ、ギター |
活動期間 | 1950年代 – 2019年 |
レーベル |
アトコ・レコード A&Mレコード ワーナー・ブラザース・レコード ライノ・エンタテインメント MCAレコード ヴァージン・レコード ブルーノート・レコード 429レコード ノンサッチ・レコード コンコード・レコード |
共同作業者 | ザ・バンド、カーリー・サイモン、ジェシ・エド・デイヴィス、リンゴ・スター、プロフェッサー・ロングヘア、ジョニー・ウィンター、ダーティー・ダズン・ブラス・バンド等 |
公式サイト | Dr. John the Nite Tripper |
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