ノエル・カワード
サー・ノエル・カワード (Sir Noël Coward、本名:Noël Peirce Coward、1899年12月16日 – 1973年3月26日)は、イギリスの俳優・作家・脚本家・演出家。作詞・作曲、映画監督もしている。
ロンドン(旧ミドルセックス州テディントン)出身。父親はピアノのセールスマンだった。1910年に子役として初舞台を踏んだ。第一次世界大戦後のイギリスにも登場したジャズ・エイジの風潮のなか、中流階級の移ろいやすい、気ままな生活や、男女関係がくるくる入れ替わる恋愛ゲームなど、おしゃれでウィットに富んだ作品で人気を得た。長く続いたヴィクトリア朝の厳格な雰囲気に飽き飽きしていた若い世代は、熱狂的に彼の作品を支持した。
「人生はうわべだけのパーティー」と考える彼は、真剣に人を愛したり、真剣に国を愛したり、真剣に人生に悩んだりすることを極端に嫌った。シリアスな人生劇より、洗練された喜劇を好んだ。
1920年代のファッションに大きな影響を与えた。首にスカーフをまくことや、タートルネックセーターは1924年の舞台『ヴォルテックス』で彼が初めて身につけた。ショーン・コネリーがジェームズ・ボンド役に決まった時、まずカワードのところにファッションの相談に行ったという。
本名 | Noël Peirce Coward |
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生年月日 | 1899年12月16日 |
没年月日 | 1973年3月26日(73歳没) |
出生地 | イングランド ロンドン |
死没地 | バミューダ諸島 |
国籍 | イギリス |
反応