マリオン・バルトリ

マリオン・バルトリ

マリオン・バルトリ(Marion Bartoli, 1984年10月2日 – )は、フランス・ル・ピュイ=アン=ヴレ出身の女子プロテニス選手。フォアハンド・ストローク、バックハンド・ストロークとも両手打ちの選手。WTAツアーでシングルス8勝、ダブルスで3勝を挙げた。2013年ウィンブルドン選手権女子シングルス優勝者。自己最高ランキングはシングルス7位、ダブルス15位。身長170cm、体重63kg。

医師である父親の手ほどきで6歳からテニスを始め、2000年2月にプロ入り。2001年の全米オープンジュニア女子シングルス部門でスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を破って優勝した。翌2002年の全米オープンで予選3試合を勝ち上がったバルトリは、本戦1回戦でアランチャ・サンチェス・ビカリオを 6-3, 6-1 で破り、第4シードのリンゼイ・ダベンポートとの3回戦まで進出した。2004年4月、バルトリはモロッコ・カサブランカ大会の女子ダブルスでフランスの同僚選手エミリー・ロワとペアを組み、女子ツアーでダブルス初優勝を果たす。この年のバルトリは、全仏オープン1回戦とウィンブルドン3回戦で日本の杉山愛に連敗した。

マリオン・バルトリのテニス経歴は2006年に大きく開花し、1月初頭にニュージーランド・オークランド大会の決勝でベラ・ズボナレワ(ロシア)を 6-2, 6-2 で破り、女子ツアー大会のシングルス初優勝を達成した。全米オープン終了後、インドネシア・バリ島の大会で2度目のシングルス決勝に進出するが、そこではスベトラーナ・クズネツォワに敗れて準優勝になる。10月第2週の「AIGジャパン・オープン」でバルトリは第1シードに選ばれ、順当に勝ち進んだ。決勝戦の相手となった日本の中村藍子も、フォアハンド・バックハンドとも両手打ちの選手で、フォア・バックとも両手打ちの選手どうしがWTAツアー大会のシングルス決勝で対戦するのは「ツアー史上初めての出来事」であった。バルトリは中村に 2-6, 6-2, 6-2 で逆転勝ちし、ここでツアー2勝目を挙げた。11月にはカナダ・ケベックシティ大会でも優勝があり、シングルスで年間3勝を記録した。

2007年5月のチェコ・プラハ大会決勝では、バルトリは同じくフォア・バックとも両手打ちの選手である日本の森上亜希子に 1-6, 3-6 で敗れた。全仏オープンで初の4大大会4回戦に進んだ後、ウィンブルドンで快進撃を見せる。第18シードのバルトリは、4回戦でエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)を破って波に乗り、準決勝では第1シードのジュスティーヌ・エナンに 1-6, 7-5, 6-1 の逆転勝利を収めたが、決勝で過去3度優勝経験のあるビーナス・ウィリアムズに 4-6, 1-6 で敗れて準優勝になった。

マリオン・バルトリ
基本情報
国籍 フランス
出身地 同・ル・ピュイ=アン=ヴレ
生年月日 (1984-10-02) 1984年10月2日(34歳)
身長 170cm
体重 63kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2000年
引退年 2013年
ツアー通算 11勝
シングルス 8勝
ダブルス 3勝
生涯通算成績 607勝381敗
シングルス 490勝299敗
ダブルス 117勝82敗
生涯獲得賞金 $11,055,114
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト8(2009)
全仏 ベスト4(2011)
全英 優勝(2013)
全米 ベスト8(2012)
優勝回数 1(英1)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2004・05)
全仏 3回戦(2005・06)
全英 ベスト8(2004)
全米 ベスト4(2003)
国別対抗戦最高成績
フェド杯 準優勝(2004)
ホップマン杯 準優勝(2012)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 7位(2012年1月30日)
ダブルス 15位(2004年7月5日)

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