ラリー・ソーン
ラリー・アラン・ソーン(Larry Alan Thorne, 1919年5月28日 – 1965年10月18日)は、フィンランド出身の軍人。冬戦争及び継続戦争ではフィンランド国防軍大尉として歩兵中隊を率い、継続戦争後はナチス・ドイツの武装親衛隊将校として東部戦線各地を転戦、さらに第二次世界大戦後はアメリカ陸軍将校としてベトナム戦争で特殊部隊を率いた。このため、彼は「3つの旗の下で戦った兵士」(the soldier who fought under three flags)として知られる。また、ラリー・アラン・ソーンはアメリカに渡った後に名乗った英語名で、フィンランド語の出生名はラウリ・アラン・トルニ(Lauri Allan Törni)である。
1919年5月28日、ラウリ・アラン・トルニはフィンランド・ヴィープリにて父ヤルマリ・トルニ(Jalmari Törni)と母ローザ(Rosa)の元に生を受けた。兄がいたがトルニが産まれる前に天然痘で病死している。1920年にはサルメ・クーリッキ(Salme Kyllikki)、1922年にはカイヤ・イーリス(Kaija Iiris)という2人の妹が生まれている。父はフィンランド砂糖社(Suomen Sokeri Oy)に雇われた小さな貨物船の船長で、軍に入隊するまではトルニも同じ貨物船で船員として働いていた。
1938年9月3日、兵役を果たす為にフィンランド国防軍に入隊する。10月8日には機関銃中隊へ配属され、12月には下士官学校に入学。翌1939年3月1日には伍長への昇進を果たす。
アメリカ陸軍の制服姿のラリー・ソーン(1960年代)
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生誕 |
1919年5月28日 フィンランド ヴィープリ州 ヴィープリ |
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死没 |
ベトナム共和国 ダナン近郊 |
1965年10月18日(46歳没)
所属組織 |
フィンランド国防軍 武装親衛隊 アメリカ陸軍 |
軍歴 |
1938年 – 1945年(フィンランド国防軍) 1941年, 1945年(武装親衛隊) 1954年 – 1965年(アメリカ陸軍) |
最終階級 |
大尉(フィンランド国防軍) 親衛隊大尉(武装親衛隊) 少佐(アメリカ陸軍) |
反応