レオン・ラッセル

レオン・ラッセル│無料動画│300px leon russel april 2009

レオン・ラッセル(Leon Russell、本名:Claude Russell Bridges(クロード・ラッセル・ブリッジズ)、1942年4月2日 – 2016年11月13日)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、ミュージシャン。シェルター・レコード創立者。デラニー&ボニー、ジョージ・ハリスン、ローリング・ストーンズ、ジョー・コッカー、アル・クーパー、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ、ベンチャーズ、リタ・クーリッジら多くのミュージシャンと共演している。「ソング・フォー・ユー」、「タイト・ロープ」、「スーパースター」、「マスカレード」など、カバーされた作品は多い。

オクラホマ州出身。十代前半の頃からキーボーディストとしてナイト・クラブなどで音楽活動を始め、J・J・ケイルと「スターライターズ」を結成する。また、同郷のデヴィッド・ゲイツ(後のブレッドのメンバー)や、デラニー&ボニー等ともバンドを組んだ。デラニー&ボニーと結成したバンドは、シン・ドッグズと命名された。以降、ジェリー・リー・ルイス、ローリング・ストーンズら多くのアーティスト、フィル・スペクターのプロデュース作品のレコーディングに参加している。彼が参加した有名な曲では、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの「ディス・ダイアモンド・リング」があげられる。同曲では、アル・クーパーとともに演奏に参加し、キーボードを担当している。ザ・ベンチャーズの「十番街の殺人」、「朝日のあたる家」でも演奏している。ザ・ベンチャーズのノーキー・エドワーズがソロアルバム「Nokie!」をリリースした際にはライナーノーツを執筆した。

1968年にはマーク・ベノとのデュオで、アルバムを発表。ソロ・アーティストとしては1970年から現在に至るまで数多くのアルバムを発表し、ルーツ・ミュージックの色濃いアーシー(earthy)な音楽性が評価された。彼らの音楽は、主にアメリカ南部出身のミュージシャンによって、ロサンゼルスを中心に隆盛となった。ラッセルのロック・ミュージックはロサンゼルス産でありながら、“スワンプ・ロック”という呼称が与えられ、彼はデラニー&ボニーや、ジョンフォガティーのCCRらとともに、スワンプ・ロックの有名ミュージシャンになった。彼の代表曲である「ソング・フォー・ユー」は1970年の作で、カーペンターズ、レイ・チャールズらにカバーされた。他にも「スーパースター」「ディス・マスカレード」なども他のミュージシャンにカバーされ、ラッセルは著名な作曲家となった。ヘレン・レディは「ブルー・バード」をカバーしている。この時期、スワンプ・ロックは、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズ、ジョー・コッカーらにも大きな影響を与えた。ストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」「ブラウン・シュガー」「ダイスをころがせ」などのヒット曲は、その例である。

レオン・ラッセル(2009年)
基本情報
出生名 Claude Russell Bridges
生誕 (1942-04-02) 1942年4月2日
アメリカ合衆国オクラホマ州ロートン
死没 (2016-11-13) 2016年11月13日(74歳没)
アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル
ジャンル ブルース、ゴスペル、カントリー、ブルーグラス、ロック、スワンプ・ロック、リズム・アンド・ブルース、スワンプ・ポップ
職業 ミュージシャン、ソングライター
担当楽器 ボーカル、ピアノ、ハモンドB-3オルガン、ギター、ベースギター
活動期間 1956年 – 2016年

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