ヴェンゼル・クルンプホルツ

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ヴェンゼル・クルンプホルツ(Wenzel Krumpholz または Václav Krumpholz, 1750年 – 1817年5月2日)は、チェコのマンドリン奏者、ヴァイオリニスト。幼少期よりマンドリンを学び、この楽器の有数の奏者となった。後年、ヴァイオリンもものにして、1796年にはウィーンの宮廷楽団でファーストヴァイオリンを務めた

クルンプホルツはプラハに程近いズロニツェ(英語版)に生まれた。パリで育ちフランスの連帯で軍楽隊長を務めていた父より音楽の手ほどきを受ける。兄のヤン・クシチテル・クルンプホルツも著名な音楽家であり、優れたハープ奏者兼作曲家であった

音楽史家のフィリップ・J・ボーン(英語版)によると、クルンプホルツはベートーヴェンと硬い友情で結ばれていたという。ボーンは著書『ギターとマンドリン』(The Guitar and Mandolin)で次のように述べている。「(クルンプホルツの名は)ベートーヴェンとの親密な関係により永遠に記憶される。彼はクルンプホルツが大のお気に入りで、かつてはふざけて彼のことを『我がお馬鹿さん』(mein Narr)と呼んでいたのだ。」

また、音楽を生業とする者であれば語らねばならないベートーヴェンとクルンプホルツとの友情として、以下の話が紹介されている。フェルディナント・リースが伝えるところによると、クルンプホルツはウィーンにおいてベートーヴェンにヴァイオリンの指導を行っており、マンドリンも教えたであろうことはまず間違いないという。カール・ツェルニーが自伝書で仕えているのは、彼をベートーヴェンに紹介したのはクルンプホルツであったということ、そしてクルンプホルツはベートーヴェンの才能にいち早く気付いたうちの1人であり、他の者にそれを熱心に説いて回ったということである

生誕 1750年
神聖ローマ帝国、 オーストリア大公国 ズロニツェ
死没 1817年5月2日
オーストリア帝国、ウィーン
ジャンル クラシック
職業 マンドリン奏者、ヴァイオリニスト

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