中沢啓治

中沢啓治│無料動画│showa 00416 m

漫画『はだしのゲン』で知られる漫画家。本名同じ。『はだしのゲン』をはじめ、同作の原型となった自伝漫画『おれは見た』など広島で自身が経験した被爆体験をもとににした作品を数多く発表し、戦争の恐ろしさと平和の大切さを訴え続けた。戦後、手塚治虫の漫画に感動し、漫画家になることを決意。上京して、漫画アシスタントしつつ『スパーク1』で漫画家デビューした。当初は原爆や戦争とは無関係の漫画を執筆していたが、母の死をきっかけに漫画をもって原爆や戦争と向き合うことを決意、『黒い雨にうたれて』『黒い川の流れに』『黒い沈黙の果てに』などの作品を発表した。『はだしのゲン 第二部 東京編』を構想していたが、糖尿病により目を患い、2009年に漫画家を引退、作品製作は断念せざるを得なくなった。子供の頃に受けた悲惨な被爆体験から、当時国家元首だった昭和天皇の戦争責任を主張し、戦後も激しく批難した。

反応