中里介山

中里介山│無料動画│showa 00432 m

約30年もの長期連載ながら未完の一大巨編時代小説『大菩薩峠』で名高い小説家。本名は中里弥之助。日刊新聞「都新聞」に入社し勤務する傍ら小説を執筆し、1909年に初の連載小説となる「氷の花」を同新聞に発表した。1913年からは同じく都新聞に代表作『大菩薩峠』の連載を開始、同作はベストセラーとなり国民的小説家となった。私生活においてはベストセラー作家でありながら質素な生活を送り、生涯独身を貫いた。なお、『大菩薩峠』の挿絵を担当した画家・石井鶴三との間で挿絵の著作権を巡り「挿絵事件」とも呼ばれる論争が起き話題となったことがある。また、温泉地として有名な白骨温泉は『大菩薩峠』に登場したことでその名を全国に知られるようになり、同地には中里介山文学碑がある。

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