児嶋顕一郎
児嶋 顕一郎(こじま けんいちろう、1991年6月3日 – )は東京都出身の日本のピアニスト。ドイツのハンブルクに在住。2019年1月にイタリアのリヴォルノで開催されたリヴォルノ国際ピアノコンクールにて優勝するとともに2つの特別賞も受賞、同年マンハッタン国際音楽コンクールピアノ部門でグランプリとマネージメント賞を受賞した。
5歳の頃にピアノのレッスンを開始し、三輪万里・井上あとむに師事した。2007年に東京国際芸術協会管弦楽団と共演してチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏。茨城県立取手松陽高等学校音楽科を卒業後、2011年にドイツへ渡りハンブルク音楽演劇大学学士課程に入学。後にこれを修了し、同大学修士課程に在学してステパン・シモニアンに師事している。また、ユーディ・メニューイン財団「Live Music Now」の奨学生でもあり、2014年から2018年までイタリアのフィエーゾレ音楽学校においてエリソ・ヴィルサラーゼに師事した[注 1]。
すでに数多くのコンサートを経験するとともに、いくつかの国際的な音楽祭で賞を受賞(後述の『受賞歴』節を参照)。右手の局所性ジストニア発症を契機として2015年からは左手のためのレパートリーの開拓を進め、在住するハンブルクを拠点にソリストとして日本およびヨーロッパ諸国で演奏活動を行っている。現代音楽の分野でも陽に開いて活動しており、2012年に開かれたハンブルク現代音楽祭ではアンサンブル・ヴォルーミナ・コンソール室内楽団のピアニストとして招待を受け出演。2014年にはスイスの国際的な音楽祭であるピュプランジュ・クラシック・フェスティバルおよびシャンペリー音楽祭からの招待を受けてスイス・ロマンド・ユースオーケストラと共演し、バッハの鍵盤協奏曲第1番を演奏した。2019年のリヴォルノ国際ピアノコンクールで優勝したことにより、2020年5月にミラノのオーディトリアムでリサイタル、[10]そして、マンハッタン国際音楽コンクールのピアノ部門でグランプリに輝き同時にマンハッタン・アーティストにやるマネージメント賞を受賞、カーネギーホールでのデビューの権利を与えられた。
@Evelina Kislych Photography
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基本情報 | |
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別名 | 英: Kenichiro Kojima |
生誕 | 1991年6月3日(28歳) |
出身地 | 日本 東京都 |
学歴 |
茨城県立取手松陽高等学校音楽科 ハンブルク音楽演劇大学学士課程 ハンブルク音楽演劇大学修士課程 フィエーゾレ音楽学校 |
ジャンル | クラシック |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
活動期間 | 2007年 – |
公式サイト | Kenichiro Kojima, pianist |
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