内海賢二

アニメ『北斗の拳』のラオウ、『Dr.スランプ アラレちゃん」の則巻千兵衛、『魔法使いサリー』のサリーちゃんのパパなどの声を担当した日本声優界を代表する声優。本名は内海健司。俳優、ナレーターとしても活躍。賢プロダクションの会長でもある。妻は声優の野村道子。高校3年生の時にNHK小倉放送局の専属劇団に合格し、ラジオドラマや朗読の仕事をするようになった。その後上京し、1963年、東映動画初のテレビアニメ『狼少年ケン』で声優デビューを果たしアニメ声優の草分け的存在となった。以後、独特の張りのある低音を活かし、悪役からコミカルな役まで幅広く演じ多くのファンから愛された。生涯現役を貫き、2013年7月からスタートするテレビアニメ『『銀の匙 Silver Spoon』の轟先生役が最後の仕事となった。アニメの代表作はほかに、『新造人間キャシャーン』のブライキングボス、『プロゴルファー猿』のミスターX、『ドラゴンボール』の神龍、『はじめの一歩』の鴨川源二、『鋼の錬金術師』のアレックス・ルイ・アームストロング、『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』の蓑念鬼、『きかんしゃトーマス』のゴードン(初代)など多数。洋画吹き替えの仕事も数多く、特にスティーブ・マックイーンやジャック・ニコルソンの声で親しまれた。そのほか、特撮『ウルトラQ』などのウルトラシリーズでも知られる。また、ヨドバシカメラやケロッグのコーンフロスティ、レッドブルなどCMナレーターとしても数多くのCMに出演した。さらに、『ラジオ けんぷファー 賢二と愛のわくわく臓物ランド』ではラジオパーソナリティも務めるなど、その仕事は多岐におよんだ。