内田百閒

内田百閒│無料動画│showa 00183 m

小説家、随筆家。本名は内田榮造。別号は百鬼園。夏目漱石の門弟となり、漱石の作品の校正などを手伝い、漱石没後は『夏目漱石全集』の編集に参加した。1922年、『冥土』で小説化デビュー、以後、得体の知れない恐怖感を表現した小説や独特のユーモアにあふれた随筆など個性的な作品を生み出し、人気作家となった。特に随筆集『百鬼園随筆』はベストセラーになるほどの人気を集めた。また紀行文『阿房列車』は1950年から5年間続く人気シリーズとなった。随筆としてはほかに愛猫ノラの失踪を描いた『ノラや』やもう一匹の愛猫クルツの病死を嘆いた『クルやお前もか』なども人気が高い。法政大学教授をしていたこともあり、教え子らを中心に百閒の誕生日には毎年、「摩阿陀会(まあだかい)」という誕生日会を開いていた。黒澤明監督の映画『まあだだよ』はこれを映画にしたものである。

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