勅使河原蒼風

勅使河原蒼風│無料動画│showa 00344 m

華道の世界に新風を吹き込んだ異端の華道家。華道「草月流」の創始者。本名は勅使河原鉀一(こういち)。形式主体だった既存の型を否定し、個性を尊重した自由な活花を提唱、1930年には「新興いけばな宣言」を発表した。「いけばなは生きている彫刻である」と主張し、花だけでなく枯木や石、ガラス、針金、陶器などを使って活花を総合芸術にまで高めた。草月流の特徴のひとつに、観客を正面にして後ろからいけていく「後ろいけ」のデモンストレーションがある。独創的な蒼風の作風は海外での評価が非常に高く、サルバドール・ダリに自宅へ招かれオブジェを制作したこともある。また、マッカーサー元帥夫人に活花を指導した。1961年、レジオン・ドヌール勲章を受章。著書に『花伝書』『花ぬすびと』などがある。

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