吉永忍
吉永 忍(よしなが しのぶ、1934年10月22日 – 2000年8月16日)は、日本中央競馬会に所属した騎手、調教師。
1953年に国営競馬(翌年より日本中央競馬会)で騎手デビューし、1974年まで騎乗。1978年より調教師として開業し、1989年には管理馬サンドピアリスでエリザベス女王杯を制した。2000年に在職のまま死去。
宮崎県北諸県郡高城町出身。農業を営んだ実家では農耕馬を飼養していたが吉永はこれに触れたことさえなく、中学校卒業後には船員として就職が決まっていた。しかし当時身長132cmと非常に小柄で、従兄に騎手をしていた吉永猛がいたこともあり、競馬会の職員を兄にもつ担任教師から騎手になることを勧められる。これに乗った吉永は、教師の兄の狩猟仲間であった戌亥信義(京都競馬場)のもとへ騎手見習いとして入門。1951年より騎手養成所長期課程に入所した。デビューまでの間に身長が伸び、減量苦を負うようになったという。
1953年10月に騎手免許を取得し、11月にデビュー。翌1954年3月20日、京都競馬場の障害競走において騎乗馬エゾホマレで初勝利を挙げた。しかし以後重賞勝利などの目立った成績を挙げることはなく、1974年に引退。通算成績は1158戦47勝(1954年以降)。騎手時代から調教師試験のため勉強を重ねており、引退後の1975年からは調教師となっていた猛のもとで調教助手となり厩舎経営などを学んだ。
騎手時代
|
|
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 宮崎県北諸県郡高城町 |
生年月日 | 1934年10月22日 |
死没 | 2000年8月16日(満65歳没) |
身長 | 158cm(1964年) |
体重 | 52kg(〃) |
騎手情報 | |
所属団体 |
国営競馬 日本中央競馬会 |
所属厩舎 | 戌亥信義・京都(1950年-1974年) |
初免許年 | 1953年 |
騎手引退日 | 1974年 |
通算勝利 | 1158戦47勝(1954年以降) |
調教師情報 | |
初免許年 | 1977年(1978年開業) |
調教師引退日 | 2000年8月16日(死没) |
重賞勝利 | 3勝 |
G1級勝利 | 1勝 |
通算勝利 | 3866戦269勝 |
経歴 | |
所属 | 栗東T.C.(1978年-2000年) |
反応