安岡力也

俳優、タレント、歌手。キックボクサーでもある。身長は187cm、体重108kgという巨体の持ち主で強面であった。「安岡リキヤ」「力也」の芸名で活動していた時期もある。イタリア人の父と日本人の母との間に生まれたハーフで、1964年に東宝映画『自動車泥棒』に混血児の少年役として主演、ここから芸能界に入った。グループサウンズ全盛期には、シャープホークスのボーカルとして活動、人気を博した。グループ解散後は俳優業をメインに仕事をし、その風貌を活かし『不良番長』シリーズをはじめとする任侠映画や『ボディガード牙』シリーズをはじめとした格闘映画に多数出演した。なお、『不良番長シリーズ』で主演を務めた梅宮辰夫のことを「兄貴」と呼び慕っていた。また、映画『ブラック・レイン』で共演した松田優作とは盟友関係にあった。強面でいかついイメージの強い力也だが、バラエティ番組『オレたちひょうきん族』に「ホタテマン」として出演したことからお茶の間でも人気者となった。その後、バラエティ番組やVシネマなどに数多く出演し精力的に活動していたが、2006年にギラン・バレー症候群を発祥して以降、病との闘いが続いた。一時、カムバックを果たしたが、2010年9月に肝細胞がん、C型肝硬変のため長男から生体肝移植を受けた。しかし、2012年4月6日、容態が急変、2日後の4月8日、都内の病院で死去した。