小林カツ代

料理研究家。息子は同じく料理研究家のケンタロウ。もともと主婦でテレビのワイドショーへの投稿をきっかけにテレビに出演するようになり、その後、人気料理研究家として活躍するようになった。簡単で美味しい家庭料理レシピにこだわり、生涯に出版した著書は『料理辞典　おいしい家庭料理のつくり方 2448レシピ』『小林カツ代の超料理法』をはじめ200冊以上にもおよぶ。テレビ出演も多くNHKの人気長寿番組『きょうの料理』や『ためしてガッテン』などに出演しお茶の間にも親しまれた。よくある馴染み深いレシピが多いことから誤解されがちであったが料理の腕は確かであり、1990年代の人気料理対決番組『料理の達人』では、中華の鉄人・陳健一にジャガイモ対決で見事勝利をおさめている。料理研究家として活躍する一方、台所雑貨や食器のプロデュース、講演活動にも精力的に取り組み、また、神楽坂女声合唱団を創設するなどその活動は多岐に及んだ。しかし、2005年8月にクモ膜下出血を発症、入院療養を続けていたが2014年1月23日他界した。