岡本かの子

岡本かの子│無料動画│showa 00211 m

大正から昭和初期にかけて活躍した小説家、歌人、仏教研究家。本名は岡本カノ。芸術家・岡本太郎の母としても知られる。大地主の長女として生まれ、何不自由ないお嬢様として育てられたかの子は、若い頃から文学に熱中し、16歳の頃には「女子文壇」「読売新聞文芸欄」などに投稿するようになった。17歳の頃には女流歌人・与謝野晶子を訪問し、「明星」「スバル」などに詩や和歌を発表した。21歳で漫画家・岡本一平と結婚するも一平の放蕩癖などもあり夫婦生活は問題が絶えず、さらに兄や母、長女、次男の死などもあり、かの子は精神を病んでいった。そして、仏教に救いを求め、以降、仏教に関するエッセイを執筆するなど仏教研究家としても活動する。耽美で妖艶な作風の小説家としての顔が有名なかの子だが、小説に専心するようになったのは晩年の数年にすぎない。代表作に『鶴は病みき』『母子叙情』『生々流転』などがある。また、一夫一妻制の日本にあって、夫・一平の了解の下、愛人だった堀切茂雄と同居していたことでも有名。

反応