岡本一平

漫画家、作詞家。芸術家・岡本太郎の父親としても知られる。東京美術学校(現・東京芸術大学)の西洋画科に進学、洋画家・藤島武二に師事した。なお、在学中、のちに妻となる岡本かの子と出会っている。卒業後、夏目漱石の紹介により漫画記者として朝日新聞社に入社、以降、朝日新聞を中心に新聞や雑誌で漫画を執筆した。岡本の漫画は、漫画に解説文を添えた「漫画漫文」という独自のスタイルで、大正から戦前にかけて一世を風靡するほどの人気を博した。また、小説家、作詞家としても活動し、小説『刀を抜いて』は映画化・舞台化もされている。