市川雷蔵(8代目)

市川雷蔵(8代目)│無料動画│showa 00238 m

時代劇映画『眠狂四郎』シリーズで一世を風靡した歌舞伎役者、俳優。本名は太田吉哉。1960年代には勝新太郎とともに大映の二枚看板として活躍し、「カツライス」と呼ばれた。生後6カ月の時に叔父で歌舞伎役者の三代目市川九團次の養子となり、15歳で「市川莚蔵(えんぞう)」を名乗り初舞台を踏んだ。1951年には三代目市川壽海の養子となり「八代目市川雷蔵」を襲名した。その3年後の1954年、雷蔵は大映所属の映画俳優に転身、同年8月25日に公開された『花の白虎隊』が映画俳優としてのデビュー作となった。以降、新人俳優ながら次々と主演を任され、1955年の『新・平家物語』で演じた平清盛での演技で一気に注目を集めた。さらに1958年に公開された市川崑監督『炎上』での演技が高く評価され、ブルーリボン賞男優主演賞をはじめ数々の映画賞を受賞した。その後、『眠狂四郎』シリーズでさらに人気を高めトップスターとして精力的に活動していたが、1968年6月、撮影中に下血し入院、直腸がんに侵されていることがわかった。そして、翌1969年7月17日、肝臓がんのため死去した。

反応