持田盛二

持田盛二│無料動画│showa 00187 m

「昭和の剣聖」と呼ばれた剣道家。段位は範士十段。流派は北辰一刀流、法神流。先祖は戦国時代に剣聖・上泉信綱らとともに上野国箕輪城主に仕えた持田監物。父も剣道家で自宅に道場を設け指南していた。盛二も父の指南を受け剣の道に入り、42歳の若さで範士にまで上り詰め、京都府警察部剣道教師、千葉県警察部剣道師範、東京高等師範学校講師、朝鮮総督府警務局剣道師範を歴任した。1929年に行われた天覧試合で優勝したことによりその名を広め、1957年には全日本剣道連盟から剣道十段を授与された。1964年に開催された東京オリンピックの開会式では、斎村五郎とともに剣道界を代表して演舞を披露した。強さだけでなく気品を兼ね備えた人物で、80歳を過ぎてなお現役選手を寄せ付けないほどの強さを保っていたという。

反応