村山聖

村山聖│無料動画│showa 00641 m

天才・羽生善治のライバルとして「東の羽生、西の村山」と称されるも、29歳の若さで亡くなった棋士。師匠は森信雄。5歳の時に難病「ネフローゼ症候群」に罹患していることが発覚。5年生まで入院生活を送るが、聖少年が没頭したのが父が教えてくれた将棋であった。その後、1983年に奨励会入会、1986年にプロデビュー。奨励会入会からプロ入りまで費やしたのはわずか2年11か月という短さで、この異例の速さはライバル・羽生をも超えている。
その後も体調の悪さと闘いながら、実績を積み重ねるも、1998年、癌により死去。無冠のままこの世を去った。
なお、A級在籍のまま亡くなったのは、村山をふくめて3名しか存在しない(ほか、大山康晴、山田道美。2016年11月時点)。
村山の壮絶な生涯は、漫画『聖 -天才・羽生が恐れた男-』(山本おさむ 作)、ノンフィクション小説『聖の青春』(大崎善生 作)で作品化されている。特に大崎の小説は映像化され、2001年のTVドラマ『聖の青春』(藤原竜也 主演、今野勉 演出)、2016年の映画『聖の青春』(松山ケンイチ 主演、森義隆 監督)など評判を呼ぶ。村山聖、最後の言葉は「2七銀」。

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