板垣征四郎

板垣 征四郎(いたがき せいしろう、1885年(明治18年)1月21日 – 1948年(昭和23年)12月23日)は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍大将。栄典は正三位・勲一等・功二級。満州国軍政部最高顧問、関東軍参謀長、陸軍大臣などを務めた。

今次の世界大戦が起きる前、世界最終戦ということを一部で唱え、私たちもそれを支持してきた。今から二十年以内に世界最終戦がある。日本はその時に備えて準備しなければならない。世界最終戦後に最後の平和が来る。それに日本は備えなければならない。私どもはそれに全力を尽くした。意に反して支那事変が起きた。たいへんと思って早く収拾しようとした。私は陸軍省にいた時だから、全力を尽くしたができなかった。それが今度の第二次世界大戦となり、日本は最終戦の戦力を失うということになった。

関東軍高級参謀として石原莞爾とともに満州事変を決行し、第二次世界大戦においては第7方面軍司令官として終戦を迎えた。戦後は極東国際軍事裁判にて死刑判決を受け処刑される。元参議院議員の板垣正は次男。

もし予言者の云った世界最終戦というものが起れば、その際戦争を放棄した日本としては迷惑千万であるが、日本の理想とする真の平和をそれによって得るものであるならば、しばらく忍ばねばならんと思う。そして真の平和の来る日を待たねばならん。世界平和の来た時はどうなるかと云うに、世界国家的な機構ができて、日本もそれに協力し、各国は自国に適当した文化を取入れて、有形無形の文化国家を形造らねばならぬことになろう。その際、日本としては最高の精神文化と科学を高い水準にまで上らせて行かねばならん。日本の仏教は、その場合非常に重要な役割を持つことになる……

板垣征四郎
生誕 1885年1月21日
日本・岩手県
死没 (1948-12-23) 1948年12月23日(63歳没)
日本・東京都
所属組織 大日本帝国陸軍
軍歴 1904 – 1945
最終階級 陸軍大将
墓所 殉国七士廟
靖国神社
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