森光子

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日本を代表する大女優。歌手としても活躍した。1935年に映画『なりひら小僧 春霞八百八町』でデビューすると10代の頃から数多くの映画に出演、戦時中は日本軍慰問団に加わり歌手として戦線を巡回した。戦後、役者だけでなくジャズ歌手としても活動していたが1949年に肺結核を患い芸能活動を休止する。このとき「森光子死亡説」がまことしやかに流れたという。その後カムバックを果たし、ラジオドラマやテレビドラマ、舞台などの仕事をこなす。それまで脇役女優の地位にいた森光子の名を一躍有名にしたのが舞台『放浪記』の主役に抜擢されたことである。同作は森の代表作となり、生涯通算で2017回を数える驚異的な公演回数を記録した。また、劇中で森が見せるでんぐり返りは同作の名物にもなった。さらにテレビドラマ『時間ですよ』シリーズでの銭湯のおかみさん役が当たり役となり「日本のお母さん」としてお茶の間でも人気を呼んだ。その後も精力的に仕事をこなしていたが体力的な衰えもあり2010年夏頃からは表舞台から遠ざかっていた。そして、2012年12月10日、肺炎による心不全のため帰らぬ人となった。森は最後まで復帰の望みを持ち続け枕元に『放浪記』の台本を置いていたという。仕事一筋に生きた森光子の功績は国民栄誉賞をはじめとする数々の賞からもうかがえる。森はその広い交流関係でも知られ、昭和の歌姫・美空ひばりからは姉と慕われていた。また、東山紀之や堂本光一などジャニーズ事務所のタレントとも親交があつかったことで知られる。

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