水上勉

水上勉│無料動画│showa 00501 m

みなかみつとむ、とも読む。『飢餓海峡』『金閣炎上』や直木賞を受賞した『雁の寺』など、多数のベストセラーを生みだした小説家。五人兄弟の次男として誕生したが貧しさから子供のときに寺に修行に出されたが後に出奔、その後さまざまな職業を転転とした。作家としてデビューしたのは1947年で、処女作は『フライパンの歌』。しばらく空白期間があったが1961年に水俣病をテーマにした『海の牙』が第14回日本探偵作家クラブ賞を、さらに『雁の寺』が第45回直木賞を受賞、以降、推理小説、社会派小説、童話、エッセイなど幅広いジャンルで数多くの傑作を生み出し人気作家として活躍した。私生活においては数回の結婚と離婚、息子(作家の窪島誠一郎)との別離、娘の病気など波乱に満ちていた。なお、息子である作家の窪島誠一郎は著書『父への手紙』のなかで父・水上勉との再会などを綴っている。

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